神戸らんぷミュージアム(神戸市中央区京町、TEL 078-333-5310)で8月12日より、企画展「暮らしを彩る木彫展~温もり溢れる木工クラフト~」が開催される。
同展は、ホウ、シナ、桂などさまざまな素材を使用し、木彫りの電気スタンドからテーブルまで大小合わせて73点の作品を展示するもの。出品する吉永幸子木工教室の55人が作る作品のテーマは「暮らし」で、いすやテーブル、ティッシュカバーなどの作品を展示する。同教室の平均年齢は60歳で、木彫のキャリアは25年~30年のベテランぞろいだという。1作品仕上げるのに必要な時間は50時間~100時間、出品者は月に1度開催される教室以外は自宅で作業を進めた。
吉永さんは「木の温もりを表現した作品ばかり。自然のままの色を生かした作品は時間がたつにつれて味わいを増す。出品した全員が精一杯作り上げた作品だから、じっくり見てほしい」と話す。
同展について、同ミュージアム副館長の伊藤さんは「当ミュージアムと何かコラボレーションしたかった。木彫りの作品とランプの融合ということから、今回は木彫りのあんどんも作ってもらった」話す。
開館時間は10時~17時。入館料は、大人=400円、小人(中学生以下)=200円。今月31日まで。月曜休館。
同展で展示される木彫りのあんどん(関連画像)神戸らんぷミュージアム信州の手作り家具工房が国立にギャラリー開設-木工作品販売も(立川経済新聞)