神戸で「チャイナペインティング」展-ティーセットなど80点展示

細かいレースを表現した林昌代さんの作品「ブーケ」

細かいレースを表現した林昌代さんの作品「ブーケ」

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 神戸らんぷミュージアム(神戸市中央区京町、TEL 078-333-5310)で2月23日、企画展「チャイナペインティング-出会いと対話-」が始まった。

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 同展は、日本ホビーセラミック協会認定講師の林昌代さんと生徒約15人が出品する企画展。陶板やティーセット、ワインクーラーなどに上絵付けを施した作品約80点を展示する。ペインティングは風景や人物、文字などさまざま。中には制作に1年以上かけたものも。

 チャイナペインティングは白磁器に上絵付けを施し、800度以上の専用電気釜で何度か焼成して仕上げる。ポーセリンアートや西洋陶絵付けとも呼ばれる。焼き上がりは光沢が出て華やかになるという。

 制作を始めて15年以上になるという林さん。最初はタイルに関する仕事をしていた夫の影響で、タイル絵を描いていた。林さんの子どもたちが描いたタイルを風呂に貼ったり、幼稚園児が描いたタイルを足洗い場に貼ったりするなどしていたが、食器に描くことに魅せられ、のめり込んでいったという。

 自身が制作したティーカップで紅茶を飲むのが至福の時間だという林さんは「2年に1度京都のギャラリーで展示会をしている。そちらにはカウンターがあって、作ったカップを並べ、来られた方にお好きなカップで紅茶やコーヒーを楽しんでいただく。それがずっと夢だった」と話す。「とにかく描きたい、次の作品を作りたいという気持ちが強い。生徒さんからも『新しい画材を使ってみたい』『繊細なものに挑戦したい』と声が上がることがうれしい。これからもずっと描いていくんだろうなと思います」とも。

 開館時間は10時~17時。月曜休館。入館料は、大人=400円、小人(中学生以下)=200円。3月7日まで。

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