神戸情報大学院大学(神戸市中央区加納町2)が主催する「Friends of Live Earth - Kobe, Hyogo, Japan: Keep the Earth Blue and Green 6km ランニング/ウオーキング」が4月18日、HAT神戸(脇浜海岸通1)付近で開催された。
同イベントは、世界各地で開催されている活動「DOW LIVE EARTH RUN FOR WATER」の一環として行われるもので、6キロの道のりをランニング、またはウオーキングした。コースはHAT神戸の海岸沿いから神戸赤十字病院、県立美術館を通る2キロのコースを3周するもので、6キロは水不足に悩む世界中の多くの女性や子どもたちが、毎日水を確保するために歩く平均的な距離だという。
夏に打ち水などをする「クールアース」活動にも力を入れている同校の福岡さんは「アメリカでは約100カ所、ヨーロッパや中国など世界中でやっているのに、日本では神戸の1カ所だけ。もっとこうした動きを広げていきたい」と広がりに期待する。
同校の教職員や学生、サイトからの応募者など20人が参加した同イベント。大学院生の女性は「世界中の水不足に関して、実際に何か活動をしているわけではないが、途上国の実状に関心がある。6キロの道のりがどんなものかまず自分が体験したいと思って参加した」と話す。
6キロのコースを36分で完走、1番でゴールした同校の加賀田事務局長は「普通に歩くと1時間半はかかる道のり。歩きやすい道ではなく、何キロもの水が入ったポリバケツを抱え、子どもも歩いているのは本当に大変なことだと痛感した。今後もこういった活動を続けていきたい」と話す。