元町一番街(神戸市中央区元町通1)で9月15日、「地産地消」をテーマに「水曜市」が開催された。主催は元町一番街商店街振興組合。
本来、阪神・淡路大震災後に誓文払いとしてワゴンセールを行っていたが、利用客からマンネリ化しているとの声が聞かれ、昨年11月に企画を見直し現在のようなかたちになったという同イベント。ブースには、「加西産の鳴門金時」「丹波産のコシヒカリ」「佐用町産のピーマン」など、すべて兵庫県内でとれたものが並び、11時の開始前から多くの利用客が集まった。
今回は野菜をメーンに19ブースが出店。兵庫県の伝統工芸を紹介する「兵庫の匠シリーズ」(同組合の徳山隆秀事業部長)として、今回は竹のかごなどを扱う「とだ竹芸店」(三木市)、和ろうそくを扱う「松本商店」(西宮市)の2ブースが出店した。
徳山事業部長は「お客さまに支えられて水曜市を始めてからあっという間に3年がたった。徐々に地域の方にも浸透し、常連のお客さまも出てきた」と話す。「市では旬のものばかりを扱う。農家の方が直接お客さまと話をする機会も少ないと思うので生産者にとってもいいのでは。兵庫の街のメッセンジャーとして、元町商店街の活性化にもつなげていきたい」とも。
次回開催は10月20日を予定。