神戸市立相楽園で「菊花展」-18部門で2,500鉢を展示

99歳を迎えた栽培家が育てた「白寿菊」

99歳を迎えた栽培家が育てた「白寿菊」

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 神戸市立相楽園(神戸市中央区中山手通5)で10月20日、「第59回神戸菊花展」が始まった。

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 1952(昭和27)年以来毎年続き、同園の秋の風物詩ともいえる同展。菊花栽培の普及による、伝統技術の継承と改良推進を図り、菊を通じて花に対する関心を高め、市民の情操育成や観光振興を目的に開催している。

 幅7メートル超ある総合花壇をはじめ、大菊花壇、盆栽花壇など18の部門に、約2,500鉢の菊を展示する同展。展示作品は、市内在住の神戸菊花協会会員のみならず、三木市、西宮市、淡路市等、他都市の会員からも寄せられ、今年は99歳を迎えた栽培家が育てた菊を「白寿菊」として展示紹介する。

 11月2日には作品審査を行い、優秀な作品に対し国土交通大臣賞など5つの大臣賞をはじめ、神戸市長賞、兵庫県知事賞、神戸菊花協会長賞、マスコミ各社からの賞を授与する。

 期間中、同園ではさまざまなイベントも開催。今月31日には「うまやライブ 弦楽五重奏『室内合奏団 THE STRINGS』」(11時~12時、14時~15時)を、11月13日には「庭園講座『植木鋏の研ぎ方他』」(13時30分~15時)を、それぞれ開催予定。各回先着70人。

 同園担当者は「江戸時代から長野県小布施に伝わり、保存会により大切に受継がれてきているという200年来の古典菊『巴錦』も展示する。この機会にたくさんの方にお越しいただければ」と話す。

 開園時間は9時~17時。11月23日まで。

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