神戸国際調理製菓専門学校(神戸市中央区栄町通3)で2月5日、小学生とその保護者を対象にした料理教室「バレンタインチョコレートはじまりの物語」が開催された。
モロゾフでチョコレートの製品開発を担当する小椋幾子さんのほか3人が講師を務めた
同イベントは、阪神電鉄が企画する「阪神スイーツコレクション『KOBE パンとお菓子の国』」の3回シリーズのうち2回目で、モロゾフとは初のコラボ企画。午前と午後の2回行われ、それぞれ16組32人の親子が参加した。
「世界でたった一つのバレンタインチョコレートをつくろう!」をテーマに、小学生が生チョコレートとショコラショー(チョコレートドリンク)づくりを体験。モロゾフでチョコレートの製品開発を担当する小椋幾子さんのほか3人が講師を務めた。出来上がったチョコレートを試食した男子児童は「お店で売っているチョコレートみたい」と満面の笑みで話していた。
その後、同社のバレンタイン商品を企画する構江美子さんが紙芝居を使い「バレンタインチョコレートの歴史『はじまりの物語』」を紹介。あまり知られていないエピソードに、同伴した保護者らも興味深く耳を傾けた。
同社広報担当の川越博之さんは「モロゾフは今年で創立80周年を迎える。このような機会に声をかけていただき感謝している。チョコレートづくりの体験が楽しかった思い出として、子どもたちの心にいつまでも残ってほしい」と期待を寄せる。
同イベントを企画した阪神電鉄の小野政昭さんは「イベントでの体験を通じて阪神沿線の食文化や歴史を学び、沿線の新たな魅力を発見してもらうことで沿線活性化を目指したい。沿線の活性化は地域の活性化にもつながる」と話す。「阪神電鉄は『大阪』というイメージが強いが、大阪と神戸を結ぶ路線。これからは、神戸を中心としたイベントも展開していきたい」とも。
次回、3月5日に開催されるシリーズ3回目は、同じく神戸の老舗ブランド「本髙砂屋」とのコラボ企画で現在参加者を募集している。応募は2月10日まで(応募多数の場合は抽選)。