神戸・加納町のうどん店「味加味(みかみ)」(神戸市中央区加納町2、TEL 078-242-5200)が9月で20周年を迎える。
関西風のうどん店としてオープンした同店。店名の由来「味に味を加えていく」の通り、客からのリクエストでうどん以外のメニューが増え、今では和食・洋食・中華・エスニック・スイーツまでさまざまなオリジナルメニューを提供する。40坪の店内は、1階に和食・中華料理のキッチン、2階に洋食のキッチンを備え、テーブル52席、カウンター14席を設ける。客からよく聞かれる「この店は何屋ですか?」という質問にも「メニューが多彩すぎてスタッフも答えられない」という。
昼間はビジネスマンや学生、夜はメニューが多いことから家族連れなどでにぎわいを見せる同店。大宴会をする横で一杯のうどんを食べている客がいる光景も同店ならでは。白髪・ロン毛の名物オーナー垣谷定道さんを目当てに来店する客も多く、中には大物アーティストも。店内外でのワイン会やジャスライブ、定食の売り上げの一部を東日本大震災の義援金として送るなどの活動も垣谷さんが発案し積極的に行っている。
ランチの人気メニューはボリュームのある「チキンカツ定食」(1,050円)、「味加味ランチ」(840円)、「洋ワンプレートランチ」(990円)、甘辛いタレのかかった「チキン丼」(1,050円)など。うどん・そば(500円~)は、20種類以上提供。定食はセットでライス・うどん・そばのいずれかを選ぶことができる。夜は通常メニュー以外にその日仕入れた食材で作った料理もメニューに加わり「黒毛和牛のローストビーフ」(2,200円)、「うどん屋さんのペペロンチーノ」(940円)、「ツナとオニオントマトソースのピザ」(1,410円)などを提供する。客の好みに合わせたお任せコースも3,500円から用意する。
ドリンクは生ビール(550円)、チューハイ(550円)、ソフトドリンク(350円~)のほか、40種以上のワイン(グラス600円~、ボトル3,000円~)を取りそろえる。
阪神・淡路大震災の起こった年から勤務しているという調理スタッフの竹下路雄さんは「お客さまから『スタッフは家族ですか?』と聞かれるくらい店内はアットホーム。だからこそ20年間変わらず続けてこられた」と笑顔で話す。「これからもできる限りお客さまからの要望に応え、新しい料理も提供できれば」とも。
営業時間は、ランチ=11時30分~15時、ディナー=17時~22時。水曜定休。今月10日には、「神戸布引ハーブ園/ロープウェイ」グラスハウス前で「音楽と料理とワインを楽しむ星空野外イベント」を同店が主催する。開催時間は16時~20時。会費は5,800円(ロープウエー代込み)。参加申し込みは同店まで。