見る・遊ぶ

「神戸ルミナリエ」前夜にハートフルデー、1万4000人が来場

「不死鳥(フェニックス)の中庭」と題した「スパリエーラ」 photo by UETSUKI Akio

「不死鳥(フェニックス)の中庭」と題した「スパリエーラ」 photo by UETSUKI Akio

  • 0

  •  

 阪神・淡路大震災の犠牲者を追悼し復興を願う「神戸ルミナリエ」の開幕を前に、ハンディキャップを持つ人と介護・付き添い者を対象とした「ハートフルデー」が11月30日、東遊園地(神戸市中央区加納町6)で開催された。

ネスレ日本グループ、ボランティアの皆さん

[広告]

 ハンディキャップを持つ人に「混雑を避けゆっくりと神戸ルミナリエを鑑賞してほしい」と1999年から開かれている同イベント。今年は、昨年より約1000人多い1万4000人(うち車いす3500台)が来場。会場のアナウンスは舞台上での手話とプロジェクターで投影された文字で紹介された。

 2001年より、ネスレ日本グループが毎年協賛し、今年も社員とその家族ら88人がボランティアとして参加。来場者に温かいコーヒーやチョコレートなどの自社製品を振る舞った。

 点灯セレモニーは、主催者代表の矢田立郎市長、協賛社代表の高岡浩三社長、来場者代表の池田裕明さん、浜田浩志さん、岸野裕子さんが登壇。5人がスイッチを押すと「不死鳥(フェニックス)の中庭」と題した直径約37メートル、最高部約19メートルの「スパリエーラ」が点灯し、来場者から歓声が上がった。

 ハートフルコンサートでは、神戸で活動しているママゴスペルグループ「Hug Hug Mommy-Go!(ハグハグ マミーゴ)」がライブを披露。会場には、東日本大震災の被災地へ向けた応援メッセージを書き込むボードも設置した。

 矢田市長は「今年は、東日本大震災の被災地に復興支援のエールを送ることをテーマに加えて行事を展開する。皆さんの力強いエールを送ってほしい」と話す。高岡社長は「ルミナリエは、神戸の復興と市民の希望を象徴するにとどまらず、全国各地で地震や災害で苦しむ人たちにとっても希望の象徴になる役割を果たさねばならないと昨年この場でお話させていただいた。くしくも今回、地震による大惨事が起きてしまったが、あらためて、その思いを共有したい」と語った。

 神戸ルミナリエの開催期間は12月1日~12月12日。点灯時間は、月曜~木曜=18時ごろ~21時、金曜=18時ごろ~22時、土曜=17時ごろ~22時、日曜=17時ごろ~21時30分。節電のため、昨年より月曜~木曜の消灯時間を30分早める。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース