神戸・三宮に11月1日、王子公園(神戸市灘区)に本店を構える地鶏炭火網焼き店「とり徹(とりてつ) 三宮」(中央区下山手通2、TEL 078-332-7713)がオープンして1カ月が過ぎた。
「地鶏盛り合わせ」「地鶏盛り合わせ(6種類)」(1人前2,500円、写真は2人前)
70代の店主が26年にわたって営む老舗「とり徹」からのれん分けした同店は、三宮で自然派創作和食「雪月風花」「にくなべ屋びいどろ」などを展開しているイデアコーポレーション(京町)が開いた。店内は和風でゆったりと落ち着いた空間を演出。店舗面積は20坪。席数はテーブル10席、カウンター10席、座敷10席を用意する。
出店のきっかけは約1年前、同社社長の砂泊慶昭さんが本店に客として訪れたことから。「あまりの鶏のおいしさに週2回も通うようになった。経営視点から見ても、しちりんで焼くというスタイルなどから、魅力的な業態だと感じた」と砂泊さん。一方、本店の大将・古江忠彰さんは「高齢の自分に代わって大分地鶏の味を広めてほしい」という思いがあり、両者の思いが合致しライセンス契約が結ばれた。
同店は本店の良さを崩さないよう同じ大分県宇佐地区から素材を仕入れ、同じ食べ方にもこだわる。メニューは、「地鶏盛り合わせ(6種類)」(1人前2,500円、2人前~)、「地鶏鍋」(1人前2,800円、2人前~)、追加で「地鶏のしゃぶしゃぶ」(580円)、刺し身は「肝刺し」(850円~)、「ズリ刺し」(700円)、「鶏刺し」(600円)、ご飯ものは「地鶏卵の卵かけご飯」(500円)など。大分のプレミア焼酎といわれる「兼八」(500円)、「宇佐麦」(480円)などを独自のルートで仕入れ低価格で提供する。
砂泊さんは「本店から引き継いだこの味を多くの人に食べていただきたい」と意気込みを見せる。「本店を知っている方にも、ぜひ食べに来ていただければ」とも。
営業時間は17時~翌1時(日曜・祝日は24時まで)。