「ホテル ラ・スイート神戸ハーバーランド」(神戸市中央区波止場町)2階のレストラン「ル・クール神戸」で5月19日、着物を楽しむイベント「五月小町会」が行われた。
グラスの中にパールをあしらいピラミッド形に積み上げたシャンパンタワー
2010年11月に初めて開催され、今回で19回目を迎える同イベントを企画したのは「小町会」。同会は、「私たちは着物を通して和と心を結びます」をクレド(=信条)に世界に誇れる「日本のおもてなしの心」を包むように着る「着物」を通して伝えている。「着物は洋服に比べ着付けに時間がかかるが、会う人を必ず笑顔にし、自分も優しい気持ちになれる不思議な力がある」と同会代表の新田尚子さん。
「神戸から世界へ」をコンセプトに「世界に誇れる神戸ブランド」を発信し、神戸から日本を盛り上げるエネルギーを共有する場として開催する同イベント。「着物を着て、ぜいたくで優雅なひとときを過ごし、非日常空間を味わってもらいたい」という思いも込める。
当日は、思い思いに着飾った男女30人が参加。協賛する、真珠を使ったサービスを展開している「パールリレーション」(東町)とシャンパンタワー出張サービスを行う「シャンパンタワー.jp」(北区)の企画の一環で、グラスの中にパールをあしらいピラミッド形に積み上げられたシャンパンタワーも用意し、会場を華やかに彩った。
新田さんは「ラ・スイート神戸からのオーシャンビュー、パールをあしらったシャンパンタワー、そして着物で華やぐ空間はまさに伝統文化と『神戸の今』の共存…。洋服で参加された方から『着物っていいね』『着物を着てみたい』という声も聞けてうれしかった。これからも『人生を豊かにする和の心』をつないでいきたい」と話す。