神戸の「みなとのもり公園(神戸震災復興記念公園)」(神戸市中央区小野浜町)で6月3日、食の祭典「第5回 神戸フィエスタ」が開催される。
市内の飲食業界に携わる有志が協働し「神戸発の食の祭典を」との思いで2008年に始まった同イベント。「地産地消の提言」「食育」「食の安全の宣言」を趣旨に、兵庫県の物産を使った「オリジナルスペシャリテ」を各店が提供する。昨年は約8000人の来場者を記録した。
テーマは「THE 神戸遺産~未来に伝えたい made in KOBE の味・モノ・人~」。昨年からは、阪神・淡路大震災を経験した神戸の料理人・店舗経営者として「東日本大震災で被災された全ての方へエールを送る」をサブテーマに開催する。
会場には、初登場となる「チャイナビストロ・エヴォーブ」「ANAクラウンプラザホテル神戸」「CHICK@DELI TORICHU」などを含む飲食店44店のほか、物販ブースはレザー小物店「STUDIO KIICHI(スタジオ キイチ)」、神戸セレクション認定店「犬の服 full of vigor」「DORACO」など神戸らしい16店が登場。ビール、ワインなどを販売する「バールフィエスタ」も展開する。
当日は、道上洋三さんによる食にまつわるトークショー、モリオカルテットによるライブ、「Q・B・B」でおなじみの「六甲バター」(坂口通1)による「ベビーチーズの日(6月第1日曜)」にちなんだ食育イベントなどを予定。イベント参加後も利用できるクーポン付き公式ガイドブックを配布するほか、レストラン招待券や割引券などが当たる抽選会も行う。
同実行委員会担当者は「レストランだけでなく、スイーツや雑貨店、食材店とラインアップを充実させた。芝生の上で食べて、飲んで、大人の遊園地に遊びに来た気持ちで1日をにぎやかに楽しんでいただければ」と話す。
開催時間は10時~16時。入場料は500円(小学生以下無料)。小雨決行、荒天中止。問い合わせは「神戸フィエスタ実行委員会」(TEL 078-252-5703)まで。