神戸らんぷミュージアムで二人展-「土の造形作品」17点を展示

企画展には17点の陶芸作品が展示される

企画展には17点の陶芸作品が展示される

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 神戸らんぷミュージアム(神戸市中央区京町、TEL 078-333-5310)で10月28日、企画展「陶二人展」が始まった。

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 同展は、植田雅夫さんと岸本幸さんが製作した陶芸作品を展示するもので、「用の器」という観念を越え、「土の造形作品」として製作された作品17点を展示する。

 同展開催に当たり、植田さんは「会場が広いので、会場に負けないように小さい作品を並べるよりも大きい作品をレイアウトした。大きいものは50センチ~60センチある」と話す。大きい作品を作ることについて岸本さんは「大きい作品を作るのは体力勝負。12~13キロの土をこねるところから始めて、うわぐすりをかけるのも大変」と明かす。展示スペースには同館とのコラボレーション作品で2人が製作したランプも展示する。

 平均1カ月かけて制作した作品の半分以上はイメージが合わず、自ら焼いた作品を金づちで壊すこともあるという2人。それでも作り続ける陶芸作品の魅力について植田さんは「作品を作る前に自分の中でイメージをしっかりと作る。そのイメージを求めながら土を選び、形成し、焼く。でも、どれだけイメージがしっかりしていても焼いてみないと分からない。イメージよりもいい場合、悪い場合も多くある。それが魅力」と明かした。岸本さんは「陶芸は絵を描くように『終わりがあるようでない』ものではなく、本焼きが終わったらそれで終わり。気に入らない作品はどこが悪かったのかを反省し、次に生かすことができる。自分で焼いた作品を壊す作業も次へのステップ」と話す。

 開館時間は10時~17時。月曜休館(祝日の場合翌日に振替のため11月4日は休館)。入館料は、大人=400円、小人(中学生以下)=200円。11月16日まで。

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