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バイクライダーらが被災地支援「愛のバトンリレー」-神戸・東遊園地からスタート

往年の名ライダー、右から片山敬済さん・清原明彦さん・塚本昭一さん

往年の名ライダー、右から片山敬済さん・清原明彦さん・塚本昭一さん

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 全国のバイクライダーらが東北被災地へ「愛と勇気と元気」を届けるプロジェクト「第2回One World バトンリレー」が1月25日、神戸の東遊園地(神戸市中央区加納町6)からスタートした。主催はバイクの機動力を生かした民間レベルの緊急災害対策チーム、NPO法人「BERT(バート)」。

発起人の片山敬済さんをはじめとしたスタートライダーと実行委員ら

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 1977(昭和52)年にロードレース世界チャンピオンに輝いた神戸生まれの片山敬済さん(BERT代表)が呼び掛け2011年9月に発足した同組織を中心にフェイスブック内で自然発生的に立ち上がり、昨年から始まった同プロジェクト。事前登録した参加者「BERTY(バーティー)」がバトンと募金袋を手に9月1日の「防災の日」まで全国各地で募金活動を行い、東北被災地へ「愛のバトン」をつなぐ。初回の昨年はバトンリレーが600回行われ、国内外5038人が参加。約135万円の募金が集まったという。

 当日は、同遊園地内にある慰霊と復興のメモリアルモニュメント「1.17希望の灯(あか)り」前で出発式を開催。発起人の片山さんをはじめとする約30人の実行委員らが参加。神戸市危機管理監・見通孝理事長と兵庫県企画県民部防災企画局防災企画課の防災企画課課長補佐兼防災事業係長・西島健治さんも激励に訪れた。会場には、兵庫県のマスコット「はばタン」に似た黒い鳥のキャラクター「わるタン」(いずれの作者もイラストレーターのJUNBOwさん)もサプライズ登場し、笑いを誘った。

 今回のスタートライダーは、「ミスターカワサキ」とも呼ばれる往年の名ライダー・清原明彦さんと元スーパーバイク全日本ロードレースチャンピオンの塚本昭一さん。2人は参加者らが見守る中、バトンを受け取り、「それでは行ってまいります」と会場を出発した。

 片山さんは「オートバイライダーだけでなく徒歩や自転車などの方法でも活動に参加できるのが、このプロジェクトの特徴。復興を遂げた神戸から被災地の方々に向けて地域をまたぎながら『愛と勇気と元気』を届けていく」と話す。

 活動状況は随時フェイスブックで知らせていく。

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