神戸・メリケン波止場にある音楽酒場「上屋劇場」(神戸市中央区波止場町6)で2月9日、富士通テン(兵庫区)軽音楽部によるチャリティーライブ「けいおん春のライブ祭り2013」が開催された。
毎年恒例となっている同イベント。当日は、若手社員から幹部社員までの6バンド35人が出演し、イベントの音響や照明操作などの運営も全て部員が担当。154人の来場者が見守る中、日頃の練習の成果を発揮し、熱い演奏を繰り広げた。トリを務めたのは1980(昭和55)年に誕生した同社軽音楽部の中で最長記録を誇る結成27年のベテランバンド。客席と一体となった演奏で会場を盛り上げ、大盛況のうちに幕を閉じた。
イベント後は来場者から「とても楽しかった。ぜひまた来たい」「会社のクラブ活動でここまで本格的なイベントが開催できるのはうらやましい」「来年以降もこうしてライブが開催されるのを心待ちにしている」などの声が寄せられた。
同部キャプテンの小野孝道さんは「『音を通じて社会に貢献する』という考えの下、音に携わる企業として培ってきた『音響技術』や従業員による自主音楽活動が盛んな『企業風土』を生かし、軽音楽部としても、音楽イベントを通じた寄付活動などの社会貢献活動に取り組んでいきたい」と話す。
チケット収入による収益金(総額5万1,500円)は、富士通テン社会貢献基金を通じて、音楽活動に取り組む福祉施設・団体への楽器寄贈をはじめ、さまざまな社会貢献活動に活用する。