神戸北野・ハンター坂のフランス料理店「ペルージュ」(神戸市中央区中山手通1、TEL 078-242-4188)が5月10日、12周年を迎えた。
同店のオーナーシェフ・栗岡敦さんは、2001年に惜しまれて閉店した北野のフレンチレストラン「ジャンムーラン」に16年間在籍しスーシェフなどを務めた後、念願を果たし独立。店名は修業時代に滞在していたフランス・リヨン近郊のメキシミュー・ペルージュの名を冠した。
店舗面積は18坪。テーブル18席を設けた木目とオフホワイト基調の店内には、神戸生まれの画家・松原政祐さんの絵画を飾り落ち着いた居心地の良い空間を演出。昨今流行しているカジュアルなフランス料理ではなく、ソースを大切にした「正統派」のフランス料理を提供する。
食材は提携した神戸市西区の農家の野菜や果物、北海道のエゾ鹿・子羊など、シェフが「厳選」したこだわりの旬の素材を仕入れる。市場の状況によりメニューの変更はあるが、ランチコース(3,990円、6,300円、8,925円)、ランチ・ディナータイムもオーダーできるコース(8,925円、1万2,600円)のほか、「アニバーサリーペアコース」(2人で2万1,000円)を用意(要予約のコースあり)。貸し切りパーティーにも対応する。
ワインはフランス産を中心にグラスワイン(赤・白、900円~)、ボトルワイン(4,500円~)、ボトルシャンパーニュ(8,500円~)などを取りそろえる。
栗岡さんは「周りの環境が激動する12年間、お客さまとの出会いを大切にしながら正統派のフランス料理を提供してきた。これからも、お客さまの印象に残る料理を作り続けたい」と話す。「今後は、伝統を守りつつ何か新しいことにも挑戦したい。ジャンムーランで修業を積んだシェフ仲間と組んでイベントなどできれば」とも。
営業時間は、ランチ=11時30分~14時、ディナー=17時30分~21時。水曜定休。