関西を中心に活動するバイクツーリングクラブ「バイカーズゾーン関西」が主催する「爆走サンタ2008」が12月14日、三宮を中心に神戸市内で開催された。
同イベントはサンタクロースやトナカイの格好をした同クラブメンバーがバイクで神戸市内を駆け巡るもので、今回で7回目。「このために入会した人も少なくない」(同クラブ)という同イベントは、同クラブにとって冬の風物詩ともいえるメーンイベントだという。
当日は家からサンタクロースやトナカイの格好でバイクに乗ってきた参加者16人が集合、バイクにはサンタクロースのぬいぐるみやヒイラギの葉などクリスマスをイメージさせる装飾が取り付けられた。集合場所でヘルメットにサンタクロースの帽子やトナカイの角を取り付ける参加者の姿も見られ、他の参加者がその光景に見入るなど、約1年ぶりの開催となる同イベントは集合時点から和やかなムードで進んだ。
昨年は大阪府内が中心だったコース編成だが、今年のコースは神戸市内。「最高速度厳守」「すり抜け厳禁」「空ぶかし厳禁」を決まりに、摩耶インターチェンジの辺りからスタートし、三宮や垂水、明石、西神、長田、北野、神戸空港を回り、約5時間にわたって走行を楽しんだ。
同クラブ代表の謎マンさんは「もともと埼玉のバイカーズゾーン本部がやっていたイベントを兵庫でも始めた。小さい子どもや学生に見てほしかったので、神戸ルミナリエ開催中で人の集まる神戸市中央区を中心に走った」と話す。沿道の多くの方から携帯で写真を撮られることについて、「至近距離から大勢に携帯で写真を撮られたからか、今年は昨年より非常に恥ずかしかった。サングラスをしていて良かった(笑)」と振り返る。
謎マンさんは「最近少しマンネリ化しているので、2009年の開催はもっと面白いイベントにしたい」と意気込みを語る。