「ロックの日」の6月9日、神戸・三宮のライブハウス「神戸スタークラブ」で音楽イベント「漣宙也Presents『Bay City R&R Circus』」が開催された。
同イベントの発起人は、音楽イベント「神戸ロックストリート」を毎年主催し神戸のロックシーンの活性化を独自に図っている同ライブハウスのオーナー・木下忠吉さん。自身もロックアーティストである木下さんは、今年の「6月9日=ロックの日」が日曜であることに注目し、以前から交流があった「MILK TANK BABIES」のリーダー・春田直樹さんに「一緒にロックなイベントをしよう」と持ち掛けた。「神戸でも熱いロックスピリットのある仲間たちが集まる場所が欲しい、神戸らしいロックに特化したイベントができないか、ロックの楽しさを地元神戸の幅広い世代に伝えたい」とかねて切望していた春田さん。両者の思いが合致し、イベントが実現した。
春田さんが「神戸のこれからのロックを担って行くであろうロックアーティストに声を掛けた」という出演者は、詩桃さん、「MILK TANK BABIES」「エレキテル1.3」「Savoy Swindles」「イナズマクラブ」「さざ波達也&ジ・エクボーズ」の6バンド。司会は、この日をもって無期限活動休止するエンターテインメントユニット「フクシマズ」が務め上げた。
春田さんは「全力で演奏するアーティスト、それを見て全身で感じる観客、その双方を繋ぎあわせるライブハウスが三位一体となって初めて最高のロックイベントになると今回改めて感じた」と話す。「予想以上にロックの相乗効果が出て、会場がどんどんのっていくような感じがしたし、とても手応えを感じた。今後も神戸での『ロックの日』イベントを続けていきたい」とも。