神戸・三宮の「クラブ月世界」(神戸市中央区下山手通1)で6月23日、エルビス・プレスリーそっくりさんコンテスト日本予選「第4回ジャパニーズ・エルヴィスを探せ!」が開催された。
8月16日のエルビス命日を挟む1週間「エルヴィスウィーク」にテネシー州メンフィスで開催されるコンテスト「The Ultimate Elvis Tribute Artist Contest」に出場する日本代表を選ぶ同イベント。初回の2010年から過去2回は東京で開催し、3回目となる昨年からは神戸で開いてる。実行委員長は姫路エルヴィスメイツの本條潔さん。
当日は、エルビスファンら約180人が来場。タレントの国木田かっぱさんが司会を担当し会場を盛り上げた。予選では、郵送での音源選考で選ばれたエルビスそっくりさん14人が、審査委員長の松山卓哉さんなど5人の審査員を前にエルビスの歌を1曲ずつ披露。緊張の中、岩瀬貴則さん、江口弘一さん、桐生大輔さん、佐藤晃一さん、龍美勇一さんの5人が決勝に勝ち進み生演奏で2曲ずつ披露した。
最終審査中は、昨年の優勝者であるチャーリーニーシオさんのライブを開催。その後、優勝者発表と松山審査委員長による総評が行われた。優勝したのは、決勝で「Teddy Bear」「Hurt」を歌った福岡県在住の会社員・佐藤晃一さん。佐藤さんは1月に神戸で開催された「エルヴィス トリビュート コンテスト」でも金賞を受賞している。佐藤さんにはメンフィスでのコンテスト出場権のほか、東京-メンフィス間の旅費と現地滞在費が贈られる。
松山さんは「佐藤さんの『ずばぬけた声の表現力』が審査員全員一致の意見だった。今回は出場者が歌う曲もバラエティーに富んでいたので来場者が楽しめるイベントだったのでは」と話す。佐藤さんは「応援してくださった皆さんに感謝している」と語り、同行していた妻のEmily(エミリー)さんは「ずっと家族で応援している」と笑顔で話していた。