ウェブ制作に関わる人向けに情報提供を行うITイベント「CSS Nite in KOBE」(シーエスエス・ナイト)が6月30日、兵庫県中央労働センター(神戸市中央区下山手通6)2階大ホールで開催された。
CSS Nite in KOBE vol.2 出演者(左から、長谷川敦士さん、中川直樹さん、鷹野雅弘さん、坂本邦夫さん)
ウェブページのスタイルを指定するための言語「CSS」を主なトピックとし「Nite」(Night=夜)に開催するセミナーとして2005年10月にアップルストア銀座で始まった同イベント。現在では「ウェブ制作者にとって有益であろうもの」にトピックを広げ、ウェブ制作全般に関するセミナーイベントとして全国各地で開催されている。神戸では、2012年10月6日に第1回が開催され、2回目となった今回は「デザイン再考(サイコー)」をテーマに190人以上のウェブ制作者やウェブ担当者が参加した。
大ホールでは、「クロスチャネル時代のウェブデザイン」(コンセント、長谷川敦士さん)、「ウェブデザインで考えておきたい色の話」(フォルトゥナ、坂本邦夫さん)、「ウェブデザイナーのためのタイプグラフィと文字組版」(スイッチ、鷹野雅弘さん)、「ウェブデザインは、いったい、何を解決できるのか?!」(アンティー・ファクトリー、中川直樹さん)と、4人の出演者がセッション形式でセミナーを行った。出演者が他の出演者のプレゼンやスライドに相互に影響を与え合い、参加者もテーマである「デザイン」について多角的に考え直す機会となった。
また、セッションの合間に「ビデオセッション」として、ウェブ制作者の著名人10人に「あなたにとってデザインとは?」「健康について気をつけていることは?」「この仕事を長く続けていくコツは?」などのテーマでインタビューした動画を流し、参加者自身もじっくり考えるきっかけとなった。
「CSS Niteは、ただ単に参加してセミナーを受けて帰るというのではなく、同じ業界の同じ職種の人たちと交流・情報交換できることが一番の魅力」と語る、実行委員長の岡田陽一さん。「他の地域では、『今すぐ使えるTIPS』といった技術的な内容のセミナーが多いが、神戸ではウェブ業界で長く活動されている方の経験に基づいた『ググっても出てこないような話』をお届けしていきたい」とも。
次回の開催は9月7日、神戸産業振興センターで。