4月に東京・お台場をスタートした「みんなのMAEMUKI(前向き)駅伝2013」が7月19日・20日、神戸・三宮駅周辺を通過した。運営はアメリカンホーム保険会社(東京都港区)。
昨年4月に「ガンになったことがある人でも一定の条件を満たしていれば申し込めるガン保険」を発売したことをきっかけに、がん経験者をはじめ、家族や友人など「MAEMUKI(前向き)に生きる全ての人を応援すること」を目的として、同社が昨年初めて開催した同プロジェクト。昨年は延べ1104人のランナーが参加した。
今回は昨年より約2000キロ延ばし、47都道府県、約8000キロメートルのルートを一般のランナー約1500人が1本のたすきでつなぐ。スタートから約6カ月後の10月17日に都内でゴールを予定している。
神戸・三宮駅周辺を走ったのは会社員の西澤成知さん。日差しが照り付ける中、4.5キロを約35分で走った。ゴール付近では同プロジェクトのメンバーとハイタッチしながら笑顔を見せた西澤さんは「自分自身も16年前に甲状腺のがんになった経験があり、病気の方に元気を与えられたらと2年連続で参加した。走るのは楽しく、走ることの幸せを感じた」と話していた。
同プロジェクト公式マネジャーの齋藤絵理佳さんは「『元気になった姿を見せたい』『走れない大事な人の代わりに走りたい』など、ランナーの方はいろいろな思いをもって参加いただいている。10月の東京ゴールを目指し、これからもたくさんの思いをつなげていきたい」と話す。
同プロジェクトでは、ゴールまでのルートでランナーを募集している。応募やルートの詳細は同プロジェクトサイトで確認できる。