スーパーウェブ(神戸市中央区京町)が運営する中学受験を専門に成績向上の方法を情報配信するサイト「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」は12月24日、「中学受験と子どもの生活・親の行動」についてのアンケート結果を発表した。
同アンケートは中学受験を予定している親子の学習環境と生活行動について探ることを目的として11月1日~15日に行ったもの。主に京阪神エリアに住む中学受験を予定している小学1~5年生の子どもを持つ父親と母親160人を対象に行った。アンケート方法は郵送による書面回答調査で、回答数は57人。
「子どもが勉強するとき横についているか」の質問には7割以上の親が「ついている」(51%)、「つくときもあればつかないときもある」(20%)と回答したことから、親が子どもの勉強指導を意欲的に行っていることがうかがえる。「どこの部屋で勉強しているか」の質問には6割近くの親が「リビング」と回答。親が家事をしながら勉強を見ている場合や、「目が届くところで勉強をさせたい」という状況が見受けられる。また、「宿題ができているかチェックしているか」の質問には8割以上が「チェックしている」と答えるなど、塾に通う子どもが増加する中でも学校の宿題は必須とする考え方に現在も変化がないことが分かった。
子どもの教育方針や成績などについて、「夫婦間ではどれくらいの頻度で会話が交わされているのか」の質問には、「週に1~2回」が39%と最も多い結果となった。また、全体の4分の1(25%)が「毎日」話をする、23%が「週3~4日」と答えるなど、夫婦の関心事として話題になる回数が多いことが分かった。
アンケートから浮かび上がったのは、中学受験に意欲的な家族は子どもの勉強時間や睡眠に至るまで詳細に把握している割合が多いということ。親子で共に学習する習慣ができている家族が多く見受けられ、もはや中学受験は子どものためのものだけではなくなっていることがうかがえる。