神戸・三宮のバー「ワイリーバード」(神戸市中央区中山手通1、TEL 078-331-5810)が8月限定で行っている「流しそうめん」が人気を集めている。
今年で3回目となる同イベント。きっかけは、毎月何かイベントを企画してきた中で「夏は流しそうめんやろ」という店主・片桐雄志さんの一言。「やるとなったらとことん本気でやろう」と契約農家の裏山から竹を切って持ち込み、13席あるカウンターに合うように樋(とい)を作った。最初は数日だけのイベントだったが、常連客の口コミで話題となり、今回はほぼ1カ月間の開催となった。
同店のコンセプトでもある「無添加・無化調」に従い、そうめんつゆは店長兼ソムリエの岩崎隆貴さん自ら、化学調味料を一切使わず試行錯誤を繰り返して完成。そうめんは、「揖保の糸」「三輪そうめん」「島原そうめん」の3種を日替わりで使い、薬味は、ネギ、オクラ、ミョウガなど11種類の盛り合わせを提供する。普段からカクテルや洋酒、ワイン、日本酒などを数多くそろえる同店だが、期間中、そうめんに合うビオワインや日本酒も日替わりで用意している(グラスで900円~)。
「お客さんから『こんなに本格的だとは思わなかった』『そうめんがこんなにおいしいものだと知らなかった』という感想を頂くことが多い」と岩崎さん。「都会のど真ん中で味わうギャップのある流しそうめんを楽しみに来ていただければ」とも。
そうめんの料金は1人1,000円(食べ放題)。営業時間は19時~翌5時(日曜は翌1時まで)。