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神戸・栄町のギャラリーで「デザインの日」記念イベント-日用品など展示

日用品や用具など約50点を展示する

日用品や用具など約50点を展示する

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 神戸・栄町通の「ギャラリーBAZARA倶楽部」(神戸市中央区栄町通1)で現在、「KOBEデザインの日」記念イベント「Daily Wonder Cabinet 日常と発見の技法」が開催されている。

コップやプラスチックのカゴなど50点を展示する

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 4人のデザイナーがそれぞれの日常の中から着想を得る方法や制作のプロセスを紹介する同展。テーマは「デザインの源泉となりうる日常の中の発見や気付き-Daily Wonder-」。デザインの結果としての製品を見せることではなく、デザインが生まれる「少し前」に注目することを目的に開く。

 会場にはランプシェードや瓶、付箋などの日用品や用具約50点を展示する。それらはデザイナーによって何らかの理由により選び出したもので、デザインをする際に、どのような点に着目しているのかも明らかにするという。着想を作品へ昇華させる過程についても、各自の作品とプロトタイプの関係性からひも解いていく。

 参加デザイナーは、プロダクトデザイナーの荒尾宗平さん、ファッションデザイナーの小北光浩さん、デザインディレクターの田頭章徳さん、プロダクトデザイナーの高橋孝治さんの4人。

 同展のキュレーターを務めるデザインリサーチャーの久慈達也さんは「同じ風景を見ていても着目点は人によって全然違う。それぞれの日常から見つけ出されたデザインの『引き出し』をぜひご覧いただければ」と話す。「製品だけを見ると好みの問題になる。デザイナーの頭の中をのぞけるような展示なので、造形だけではなく、着想の部分も見てほしい」とも。

 神戸市では2008年、ユネスコ・創造都市ネットワーク「デザイン都市」に認定された10月16日を「神戸デザインの日」として毎年デザインを身近に感じるための記念イベントを開催。「市民とデザインをつなぐイベント」「こどもSOZOプロジェクト」「大人からこどもに贈る映画祭」の3つの分野で全17イベントを開催している。

 開場時間は12時~19時。入場無料。11月27日まで。

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