神戸・清盛隊の三男・宗盛と四男・知盛が2月9日、生田神社に併設される生田神社会館(神戸市中央区下山手通1、TEL 078-391-8765)の「春のブライダルフェア」でモデルに初挑戦した。
挙式を考えるカップル向けに「ミニコース試食会」「模擬披露宴」「和装・かつら体験」などを行う同フェア。同神社は縁結びの神でもあり、平家ゆかりの地としても知られており、かねて同隊とのコラボレーションを考えていたという。
そうした折、モデルが新郎新婦役になって披露宴の模様を再現する「模擬披露宴」への出演依頼の書状が同神社から同隊に届いた。書状には「生田神社にゆかりの深い平家の皆さま。中でも、イケメンツインタワーと呼ばれておられる宗盛さま、知盛さまにこのイベントの新郎役としてご出演いただけないか」と書かれており、すぐさま宗盛と知盛は棟梁(とうりょう)・清盛に相談。棟梁は「われらゆかりの生田神社さまよりのご依頼であることに加え、平成の世の結婚式という文化の勉強にもなろう。さらには生田神社で挙式をする方が増えるとなると、なんともわれらも喜ばしいことではないか。ぜひ、お手伝い申せ」と2人に告げた。
当日は、和装を知盛、洋装を宗盛が担当。まず、知盛が蛇の目傘を持って入場し、鏡開きと衣装換えを披露。続いて宗盛が入場し、シャンパンを注ぐ「クリスタルイリュージョン」と、ブーケに数本のリボンを付け女性ゲストに引っ張ってもらう演出「ブーケプルズ」を披露した。同隊メンバーが平成の装いで登場したのは今回が初めてだという。
知盛は「800年前、源氏を迎え打つために陣を敷いた『生田の森』がございます生田神社にて新郎役をさせていただき、『縁結びの神』をわれは感じましてございます。由緒ある神社で幸福を味わう挙式をすることは、平安時代と変わりませぬ。しかし、平成の挙式の演出はみやびで華やかですなあ。誠に素晴らしゅうございました」と話した。