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神戸で「富士通テン」軽音楽部が慈善ライブ-音文化創造活動開始から10年

チャリティーライブ「けいおん春のライブ祭り2014」フィナーレの様子

チャリティーライブ「けいおん春のライブ祭り2014」フィナーレの様子

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 神戸・メリケン波止場にある音楽酒場「上屋劇場」(神戸市中央区波止場町6)で2月8日、富士通テン(兵庫区)軽音楽部によるチャリティーライブ「けいおん春のライブ祭り2014」が開催された。

ライブ終了後の集合写真

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 1980(昭和55)年に発足した同部は、「音を通じて社会に貢献する」という考えの下、音に携わる企業として培ってきた「音響技術」や従業員による自主音楽活動が盛んな「企業風土」を生かし、音楽イベントを通じた寄付活動などの社会貢献活動に取り組んでいる。

 毎年恒例となっている同イベント。当日は、新入社員からベテラン社員までの8バンドが出演し、イベントの音響や照明操作などの運営も全て部員38人が担当。雪が降ったにもかかわらず、会場には昨年より約40人多い193人が来場した。イベントには予選を勝ち抜いた精鋭バンドが出演。中には、フェイスブックの書き込みがきっかけでメンバーが集まったバンドもあったという。来場者の投票による「軽音オブザイヤー」選出やオークションによる募金イベントも開催され、約4時間半のイベントは盛況のうちに幕を閉じた。

 イベント後は来場者から「雪の中でも来て良かった」「とても楽しそうで、見ている側も楽しくなれる」「(PA、照明、司会など)全て部員でやっているのがすごい」などの声が寄せられたという。

 実行委員長の藤井裕大さんは「本年度は富士通テン音文化創造活動が始まってから10年という節目の年であり、定番の冬のチャリティーライブに加えて、昨年は夏にも初めてチャリティーライブを開くことにより、当活動をより推進できたと感じている。来年度以降も軽音楽部一同磨きをかけるとともに、社内外でさまざまな音楽活動を行いたい」と話す。音文化創造活動とは、チャリティーコンサートの主催、コンサート協力・協賛、アマチュアミュージシャンのレコーディング支援、社内自主音楽活動などを指す。

 チケット収入による収益金と募金(総額9万5,131円)は、富士通テン社会貢献基金を通じて、音楽活動に取り組む福祉施設・団体への楽器寄贈をはじめ、さまざまな社会貢献活動に活用する。

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