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神戸・生田神社で「スイミーこいのぼり」目入れ式-4月27日に掲揚へ

巨大こいのぼりに目入れする子どもたち

巨大こいのぼりに目入れする子どもたち

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 4月27日に摩耶埠頭(神戸市灘区、盛興業敷地内)で掲揚される巨大こいのぼりの「目入れ式」が4月2日、生田神社(中央区下山手通1)境内で行われた。主催は神戸スイミープロジェクト実行委員会。

巨大こいのぼりに魚型のスタンプで色付け

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 市内小学校の国語の教科書に登場する「スイミー」がもとになった同プロジェクト。同作は、黒い小魚スイミーが赤い小魚の仲間たちと群れを成し大きな魚に立ち向かう物語で、子どもたちがこいのぼりの共同制作を通して「個性を出してもいいこと」「友達と協力すること」「多くの人たちとつながることで大きな何かができること」を学ぶ機会になればと名付けられた。

 色付き2匹と白無地3匹の巨大こいのぼりが用意された境内には近隣の小学生以下の子どもたちが集合。同委員会の石橋幸子さんによる絵本の朗読、同神社の権禰宜(ごんねぎ)・酒井康博さんと安部初男さんによるおはらいなどが行われた後、子どもたちが協力し合い白無地の巨大こいのぼりに目入れと魚型のスタンプでの色付けを行った。

 これまでに日本全国と世界7カ国約3万人の子どもたちによって作られた夢と希望を載せた20匹の「スイミーこいのぼり」は、今月27日11時に掲揚式を行い「こどもの日」を含めた5月20日まで掲揚する。

 同実行委員長の栗須哲秀さんは「被災地の子どもたちの夢と元気を載せたこいのぼりと神戸をはじめ世界の子どもたちの夢と応援の気持ちが詰まったこいのぼりが一緒に掲げられる。こいのぼりは成長を祈願するという日本の素晴らしい文化」と話す。「物を生み育て万物の成長をご加護する稚日女尊(わかひるめのみこと)を祭る生田神社で全国・世界の子どもたちの健やかなる成長を願うとともに、被災地の早期復興を心から願う」とも。

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