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神戸出身シンガーが県41自治体ソング-地域間・世代間交流目指す

神戸在住のシンガー・ソングライター石田裕之さん

神戸在住のシンガー・ソングライター石田裕之さん

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 神戸のカフェレストラン「ALO・ARO(アロアロ)」(神戸市中央区加納町3)で8月24日、神戸出身・在住のシンガー・ソングライター石田裕之さんの兵庫県自治体ソングをまとめたCD第2弾発売記念ワンマンライブが開催される。

グラフィックデザイナー松本大輔さん制作のジャケットデザイン

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 地域に根ざして活動するミュージシャンで、神戸学院大学の地域学講師でもある石田さんが、兵庫県の「いいところ」をまとめたCD「I LOVE HYOGO」(2,000円)のシリーズ第2弾を今月1日に発売。自治体に依頼を受けて作った楽曲を含め、これまで16曲を制作し、今後は県内全41自治体の歌を作り、地域間・世代間交流を盛り上げたいという。

 「ミュージシャン=上京だけが夢じゃない。自分の大好きな町から音楽を発信したい」という思いから、神戸を中心に県内各地で音楽活動を続けて約10年。各地で歌の制作を依頼されたり、旅の情緒に駆られ歌を作ったりする中、県内の歌が増え、「これらを1枚のアルバムにまとめれば、自分の町の歌だけでなく、他の地域の歌も聴いてもらえる。それがきっかけで、その町にも行ってみたいという関心につながるのでは」と考え、同シリーズ制作に至った。

 同シリーズには、自治体の依頼を受けて作った曲、地域イベントを通じて作った曲、フェイスブック特設ページで一般公募し制作した曲、自ら旅先で感じるままに作った曲など、さまざまな経緯から生まれた曲を収録。演歌や音頭などの「いわゆるご当地ソング」とは違い、石田さんが旅先で感じるまま書いたエッセー・私小説のようなアコースティックポップスとなっている。これまでの楽曲ロケ地は、豊岡市、たつの市、西脇市、神戸市、加西市、篠山市、宍粟市 、香美町、多可町、猪名川町、播磨町、朝来市。歌を収録した町を全てたどって旅をしたファンもいるという。

 石田さんは「あくまで主観に基づいているので実際そこに住む方々とは町の見え方も感じ方も違っているかもしれないが、その違いや感性を面白いと思ってもらえれば幸い」と話す。「この企画をきっかけに、県内の他の町へ関心が高まり、各地を旅してみたいという方や地域間・世代間交流の機会が増えていくよう、さまざまな働きかけを行う」とも。今後も特設サイトを通じて楽曲制作のリクエストを随時募集する。

 開催時間は15時30分~17時。料金は、一般=2,000円、中高生=1,000円、小学生以下無料(1オーダー別途必要)。

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