神戸・ハンター坂のビル3階にある和洋創作料理店「想創家Kubo(そうぞうやくぼ)」(神戸市中央区中山手通2、TEL 078-242-7828)が8月8日、1周年を迎えた。
店舗面積は15坪。テーブル8席、カウンター8席を用意し、20名までの貸し切りにも対応する。店内は、黒を基調に落ち着いた雰囲気を演出。オーナーシェフ・久保誠司さんがスペイン修業時に知り合ったデザイナー・高宮透さんが「日本とスペインの組み合わせ」をイメージし手掛けたという壁の力強いオブジェが目を引く。この1年、来店客の8割が男性客だという。
「No Simple=シンプルではない料理」をコンセプトに素材の味を生かしながら自分の知識と技術で食材を作り変え「自分がおいしいと思ったもの、自分の好きなものだけを思いを込めて提供したい」と久保さん。子どものころから母が料理を作る姿を見ているのが好きだったという久保さんは脱サラし、もともと好きだった料理を作る仕事に長年従事。ミシュランガイドで1つ星を獲得しバルセロナで人気の和食レストラン「Koy Syunka(Koy 旬香)」のオーナーシェフ・松久秀樹さんの下で2年間の修業を経て、同店を開いた。
コースは人気の9品を取りそろえたメニュー(4,000円、5,000円、6,000円)を用意。単品は「酒盗がアクセントの『あてのポテサラ』」(580円)、「うなぎとアボカドの生春巻き」(880円)、「自家製かつおソースあんかけの『揚げ 大タコボール』」(800円)、「食べると幸せを感じる『ウニギリ』」(1,000円)、「濃厚なうまみの『フォアグラ入り 茶わん蒸し』」(900円)などを用意する。ドリンクは生ビール(500円)、日本酒(グラス=450円~、1合=900円~)、日本酒のカクテル「サキモヒート」(550円)、ワイン(グラス=550円~、ボトル=3,800円~)などを取りそろえる。
久保さんは「あっという間の1年間で、やってみたいことが増えてきた。1年たって男性向けの店だと分かった(笑)」と話す。「日本酒会などのイベントも開き、お客さまに何かをお返しできれば。落ち着いて食事をされたい方、たまには No Simple いかがですか」とも。
営業時間は17時~24時。日曜定休。