「全国技能グランプリ・兵庫」が3月20日より、神戸国際展示場（神戸市中央区港島中町6）、ワールド記念ホール（同）などで開催される。主催は中央商業能力開発協会、全国技能士会連合会、兵庫県、神戸市。

　同グランプリは卓越した技能を有する技能士が「日本一」を競い合うだけでなく、その社会的地位の向上と技能尊重の気運醸成を図ることを目的とする大会。1981年度に第1回大会が開催され、2002年度までは毎年開催、2004年度からは隔年開催となった同イベントは今回で25回目。

　同20日・21日には、実際に参加者による競技を行う。競技職種は「園芸装飾」「機会組立て」「レストランサービス」など31種目に及び、約500人が参加する。また「ものづくり体験フェア」として来場客もシルバーリングの製作やパネル額製作など、当日申し込みが可能な体験教室も多く開催する。開場時間は9時30分～17時。

　「全国技能グランプリ・兵庫」推進協議会担当者は「次代を担う子どもたちや若者に『ものづくり』への興味を呼び起こし、職業観が形成できるような社会の実現を目指すうえで有意義な機会となれば」と話す。「創造的復興への取り組みを重ねてさらなる飛躍を目指す兵庫の姿を全国にアピールし、元気な兵庫を作れれば」とも。

　今月23日まで。入場無料。