そごう神戸店(神戸市中央区小野柄通8、TEL 078-221-4181)本館6階婦人服売り場に3月6日、地域色を生かした新プライベートブランド「リミテッド エディション エリアモード」がオープンした。
そごう・西武の地方店14店で展開する同ブランドは、地域によって異なる客のファッションニーズを収集し、それぞれの客の「地元愛に訴える上質な地域産品」や「感度の高い雑貨」を販売。「高感度でありつつも肩肘を張らないシンプルモダンなナチュラルスタイル」として提案する。
本部バイヤーが各店担当者と協議し、ニーズがありつつも地方店には展開が希薄なラインのウエアを開発。各店ごとの品ぞろえは全て店舗担当者の発注によるもので、立地によって異なる客のニーズに合わせ、地方をよく知る店舗担当者がアイテムごとの納品数を決定する。本部からの一方的な配分でなく、地方店の意思で品ぞろえを行っているのが特徴。
売り場面積は約40平方メートル。神戸らしいファッションセンスや、和様をアレンジして取り入れる神戸の女性をイメージし、「コウベジェンヌ」と命名。「楽しく装い、集う」をテーマに、ファッション感度の高い「コウベジェンヌ」へ向けて、物だけではなくライフスタイルを提案する。地域と一体となって地方創生活動へも主体的に取り組んでいくという。
展開型数は、婦人服約30型、雑貨約50型でミドル世代をターゲットにした商品をそろえる。中心価格は、コート=2万9,000円、ジャケット=1万5,000円、ワンピース=1万5,000円、ニット=1万1,000円、ブラウス=1万1,000円、カットソー=8,800円、パンツ=1万1,000円、スカート=9,800円など。
同店独自に常設する品ぞろえは、播州(ばんしゅう)織のシャツ・ストールブランド「hatsutoki(ハツトキ)」、神戸老舗婦人帽子専門店「maxim(マキシン)」、老舗バッグメーカー「ヤマト屋」、桐島かれんさんプロデュースのストール「HOUSE OF LOTUS(ハウスオブロータス)」など。ポップアップショップとして、4月7日~20日は「フクギドウ」、5月5日~11日は「神戸箸屋」、6月9日~22日は「群言堂」を展開する。
「hatsutoki」デザイナーの村田裕樹さん(島田製織)は「ハツトキというブランド名は、織り上がった生地の反物を『はじめて解く』時の感動が由来している。兵庫県西脇市で80年以上続く島田製織の生地づくりのノウハウを生かし、職人と日々顔を合わせながら開発したシャツを実際に手に取って見ていただければ」と話す。
営業時間は10時~20時。