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神戸マラソン、11月15日開催に向け始動-「年代別チャレンジ枠」新設も

「第4回神戸マラソン」の様子

「第4回神戸マラソン」の様子

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 「神戸マラソン」実行委員会の第3回総会が3月26日、兵庫県公館(神戸市中央区下山手通4)で開かれた。

「神戸マラソン実行委員会 平成26年度 第3回 総会」の様子

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 開催準備と大会運営を円滑に行い、実行委員会の予算などに関する事項を審議・決定するために開かれた同会。実行委員会の植月正章会長をはじめ、井戸敏三兵庫県知事、久元喜造神戸市長など44人が出席し、事務局から第4回大会開催結果、ランナーとボランティアへのアンケート調査結果などの報告をはじめ、補正予算、第5回大会要項などの審議が行われた。

 「感謝と友情」をテーマに、国内外に阪神・淡路大震災の経験・教訓を発信することを目的に2011年から開催している同大会。1万9380人の市民ランナーが参加した昨年の第4回大会の完走率は97.8%で、過去最高の61万6000人の沿道応援者と7415人のボランティアが大会を支えた。経済波及効果も過去最高となり、兵庫県が約74億円、うち神戸市が約57億円となった。

 テーマが浸透するとともに「20年目のありがとう」の合言葉により震災の経験・教訓をより具体的に発信でき、「神戸マラソン=震災復興マラソン」というコンセプトについて他の大会との明確な違いを示したことなどを第4回大会の成果として挙げた。一方、「震災復興の教訓と感謝を国内外に発信する施策の充実」「ランナー満足度とランナーマナーの向上」「大会の魅力化・ブランド化の促進」「大会継続のための運営コストの削減」などを重要課題として挙げ、今後も大会の定着とテーマの具現化に努める。

 「『ありがとう』を、つぎの一歩へ。」を合言葉に行う第5回大会。コースは前回大会と同様、神戸市役所前をスタートし、明石海峡大橋(県立舞子公園付近)を折り返し、ポートアイランド(市民広場付近)をフィニッシュとするフルマラソン(42.195キロ)と、神戸市役所前をスタートし須磨浦公園をフィニッシュとするクオーターマラソン(10.6キロ)の2種目を設定する。前回から新設された「神戸マラソン初出場枠」に加え、継続してトレーニングを積んでいる市民ランナーの参加をより一層促すために、今回から年代別・性別に標準タイムを設定した新たな応募枠「年代別チャレンジ枠」を新設。表彰も年代別5歳刻みの男女1位~8位(総合男女表彰対象者を除く)に対しても行う。

 「年代別チャレンジ枠」の新設について、植月会長は「スムーズな大会運営にもつながり、ランナーの次の目標意識にもつながる。市民マラソンといえども、お祭りではなくあくまでもスポーツ。少なくとも、意識を持って良い形で続けていってほしい」と話す。「制限時間を7時間という広い門戸で開けているので、まず入っていただき、継続して少しずつでも上を目指していっていただければ」とも。

 開催日は11月15日。参加資格は、フルマラソン=1997年4月1日以前に生まれた人、クオーターマラソン=2000年4月1日以前に生まれた人。定員は、同1万8000人、同=2000人。制限時間は、同=7時間、同=1.5時間。参加費は、同=1万300円(募金100円含む)、同=5,100円(募金50円含む)。参加申し込みは今回よりインターネットのみで、4月22日から受け付ける。定員を超えた場合は抽選で参加者を決める。

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