
「神戸国際フルートコンクール」が3月26日より、「神戸文化ホール」中ホール(神戸市中央区楠町4)で開催される。
同コンクールは「ミュンヘン国際コンクール」「ジュネーブ国際コンクール」「フランス ランパルコンクール」と並んで世界4大コンクールの1つに数えられるもの。1985年に第1回大会が開催以来、以後4年ごとに神戸を舞台に行われ、今回で7回目を数える。
今回の出場者は35カ国1地域から参加する232人。その中で予備予選を通過した59人が同コンクールに挑む。「ミュンヘン、ジュネーブ、ランパル、ニコレなど名だたる国際コンクールを勝ち抜いてきた実力者たちが名を連ね、高度な演奏が競われると注目している」(同コンクール運営委員会)。
運営委員長を務める桐朋学園大学名誉教授の峰岸壮一さんは「第1回大会を開催して以来、入賞者は常に世界のフルート界のトップレベルの演奏家や指導者として活躍している。今回もフルートの街・神戸にふさわしい次代を背負う新人を選び、世界に送り出したい」と話す。
フルートは明るく澄んだ音色で、川のせせらぎや鳥のさえずりなどを表現できる。管弦器の中ではピッコロに次いで高い音域を持つ。独奏曲のレパートリーも抱負で18世紀にはバッハやモーツァルトの手によって数々の名曲が生み出された。
日程は、第1次審査=同26日~28日、第2次審査=同30日~31日、第3次審査=4月2日(以上各日10時~)、本選=同4日13時~、表彰式と披露演奏会=同5日14時~。料金は第1・2・3次審査=一般・学生500円、本選=一般2,000円、学生1,000円、表彰式・披露演奏会=一般2,000円、学生1,000円、コンクールフリーパス券=一般3,000円、学生2,000円。