神戸ブランドに出合える体験型工房「北野工房のまち」（神戸市中央区中山手通3）で8月29日、「第16回 北野こくさい夏祭り」が開かれる。

昨年の様子

　「～神戸の香り～あふれる夏祭り」をテーマに毎年恒例となっている同イベントは、神戸開港以来、諸外国の人々と築き上げた北野文化を守り、さらなる発展を目指す北野市民の地域活動を中心に北野周辺に暮らす諸外国の人たちと共同で「国際色豊かな夏祭り」として開催。地域の住民が年に1度のホームカミングデーとして旧北野小学校である同所に集う日で、8つのイベントをスタンプラリーで楽しむ「生田・北野の夏巡り」の最終ポイントでもあり、地元住民や観光客で毎年にぎわいを見せる。

　当日は、やぐらを組んだステージイベントをはじめ、グラウンドの周囲には国際色豊かな屋台やゲームコーナーが出店。北野婦人会が今夏最後の「生田・北野の盆踊り」も開く。会場には、地元飲食店などの屋台12店、地域のボランティア団体18組が出店。3階講堂では、小磯良平アトリエ跡記念「子ども絵画展」の作品を展示し表彰式も行う。

　ステージでは、「神撫太鼓」、神戸幼稚園児による「鳴子でわっしょい」、ブラジルの「クワドリーリャダンス」、海星女子学院大学の学生によるフラダンス、甲南大学のチアーリーディング部のパフォーマンスなどを展開。「ブライト8」、アマチュアジャズビッグバンド「スガ部」、神戸発のエレクトロニックポップ盆踊りユニット「ぼんぼリボン」、アコースティックユニット「沸き出せ！温泉ズ」もライブを披露する。

　神戸市婦人団体協議会北野婦人会会長の森田祐子さんは「昨年からポスターデザインを絵本作家のスズキコージさんに手掛けていただいており、好評を得ている」と話す。「神戸の香りあふれる今夏最終の夏祭りをお楽しみいただければ」とも。

　開催時間は17時～21時。雨天順延の予備日は翌30日。