神戸・生田神社西側に8月18日、割烹(かっぽう)居酒屋「料理とお酒とのぶ」(神戸市中央区下山手通2、TEL 078-392-8708)が移転オープンした。
店舗面積は15坪。テーブル4席、カウンター8席、4席と6席の個室を用意する。店内は自然木にこだわり、木目と白を基調とした温かみのある落ち着いた空間に仕上げた。神戸・明石で仕入れて水槽で生かした新鮮魚介類をはじめ、創業元禄(げんろく)15年の田治米合名会社(朝来市)の地酒「竹泉」を常時20種類以上取りそろえる。
14年間飲食に携わってきた店主の延原午雄(のぶはらみなお)さん。修行中に「竹泉」と出合い、「自分の料理とこの酒を楽しんでもらいたい」という思いから独立開店に踏み切った。移転前は全国の日本酒を扱っていたが、「竹泉」に対する店主の強い思い入れと感謝の気持ちを込めて、移転後は竹泉のみを提供。「ここに来たら竹泉が全種類飲める」と来店客から評判を得ているという。
人気のメニューは「お造里バイキング三種盛」(1,480円~)、だしがあふれる自慢の「出汁(だし)巻き」(500円)、名物の「真鯛(まだい)焼き頭の梅ひたし」(オープン記念価格580円)など。コースは「季節の献立」(7品、3,000円~)などを用意する。ドリンクは竹泉各種(500円~1,200円)で、無農薬栽培の山田錦「こうのとり」を使った同店限定の竹泉「のぶ」も提供。エビスたる生(500円)、焼酎各種(450円~500円)なども取りそろえる。
延原さんは「旧店舗で開店してからたくさんの方に来ていただいた。東急ハンズの近くに移転したことから、より多くの方、若い人においしい本物の和食を気軽に楽しんでもらえる店にしたい」と話す。「お客さまとの会話を大切にしながら妥協することなく、自分がおいしいと思える料理を提供していきたい」とも。
営業時間は18時~翌1時。