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神戸のコーヒー豆売り専門店が1周年 記念でコーヒーチョコ発売

オランダの焙煎機「GIESEN」の前に立つ店主のBUNNこと木村大輔さん

オランダの焙煎機「GIESEN」の前に立つ店主のBUNNこと木村大輔さん

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 神戸・北野エリアの豆売り専門店「BEYOND COFFEE ROASTERS(ビヨンドコーヒーロースターズ)」(神戸市中央区中山手通2、TEL 080-2429-5903)が10月5日、1周年を迎えた。

古民家をそのまま利用した同店

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 店主のBUNNこと木村大輔さんは約2年にわたって海外諸国のコーヒー専門店を訪れ、各国のコーヒーを体験し、ワークショップ、セミナー、カッピングなどにも参加。2013年12月にオランダの焙煎(ばいせん)機「GIESEN」を導入しコーヒーの焙煎加工を始めた。

 昨年10月、取引先だった移動式コーヒーショップ「Tommy enjoy coffee」とシェアする形で平屋建て古民家をそのまま利用した焙煎工場兼販売所を構えた。路地裏にあり外観からは店に見えないため、口コミでの来店客が多いという。取引先はカフェ以外の業種が多く、眼鏡店、ホステル、チョコレート工場などにも豆を卸す。小売り、卸、ウェブ通販だけでなく、コーヒー関連コンサルティングやセミナーも行う。

 商品は、同店が目指す味づくりを象徴するオリジナルブレンド「Blend of BCR #1(中煎)」をはじめ、「豊かなコクとさまざまな果実味を思わせる風味が特徴」という「Costa Rica Brumas Red Honey(中煎)」、深煎ながら雑味が少なく風味が強く感じられる「Indonesia Sumatra Mandheling Tano Batak(深煎)」(以上100グラム=630円、200グラム=1,200円、300グラム=1,800円)、カシス、グレープなどのジューシーさのある「Kenya AB Nyeri Kiamaina(中深煎)」(同=700円、同=1,350円、同=1,900円)、甘さとほろ苦さが調和した「Brazil Minas Gerais Fazenda Bom Jardim(中深煎)」(同=600円、同=1,150円、同=1,700円)など。広島県尾道市の向島にあるチョコレート工場「USHIO CHOCOLATL(ウシオチョコラトル)」のチョコレートも扱う。

 木村さんトレードマークの口ひげをモチーフにしたロゴが人気で、コーヒー保存缶(700円)、手拭い(900円)、トートバッグ(小=1,620円、中=2,700円)などのオリジナルグッズも用意する。

 1周年記念で10月31日、ウシオチョコラトルとコラボして作ったコーヒーチョコ(900円)を限定100枚発売。細野晴臣さんとのコラボ商品「HOSONO×USHIO CHOCOLATL」に続く、ウシオチョコラトルのコラボ商品第2弾となる。壺阪酒造と香港の「Sunday's Grocery」とのコラボ商品「coffee shochu」も販売予定。

 木村さんは「良いコーヒーの基準である『雑味のないコーヒー』を意識して仕上げている。特にブレンドは僕の作品でもあり大事にしている」と話す。「店名の通り、何もかも『ビヨンド』したい。この1年でチョコレート工場と出会い、海外に取引先ができ、コーヒーの焼酎も作った。ほかの何かと掛け合わせて、まさに『ビヨンド』。予想以上にいろいろなことが実現した1年だった」と振り返る。

 営業時間は13時~19時。

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