11月15日に開催される「第5回神戸マラソン」の第2回総会が10月20日、兵庫県公館(神戸市中央区下山手通4)で開かれた。
開催準備と大会運営を円滑に行うために必要な事項を審議・決定するために開かれた同会。実行委員会の植月正章会長をはじめ、名誉会長の井戸敏三兵庫県知事と久元喜造神戸市長など46人が出席し、事務局から開催準備や提携マラソンの状況、「これからの神戸マラソンの在り方検討委員会」の審議経過についての報告が行われた。
昨年大会では、震災20年企画「2万人で咲かせる『感謝と友情』のひまわり」を通じ、震災復興への思いを全国へ発信。スタートセレモニー中に合唱した、阪神・淡路大震災後の神戸で生まれ今も各地で歌い継がれている曲「しあわせ運べるように」終わりに、ヒマワリの花をイメージした黄色の「ひまわりの手袋」を着用したランナーが一斉に手を掲げ、「感謝と友情」のヒマワリと笑顔の花を咲かせた。
今年は、手袋の配布をボランティアや大会関係者、沿道応援者の一部にも広げるとともに、黄色の手作り応援グッズの自発的な作成により、コース沿道にもヒマワリを咲かせる一体感のある沿道応援企画「みんなで咲かせる『感謝と友情』のひまわり」を実施する。
招待選手は昨年の同マラソン優勝者をはじめ、交流マラソン大会であるパースマラソン(オーストラリア)の入賞者など、ゲストランナーは1988年ソウル五輪銀メダリストのダグラス・ワキウリさんなどが参加する。開催趣旨に賛同し、フルマラソンを走るフレンドシップランナーとして、お笑いコンビ「クワバタオハラ」の小原正子さん、お笑いコンビ「ランナーズ」のがんばれゆうすけさんなどが決定。ランナー応援や公式イベントなどに参加する大会ゲストには、兵庫県出身の女優・藤原紀香さん、有森裕子さんが決まっている。
同実行委員会事務局の林田洋子さんは「神戸マラソンに関わる皆さんで、ヒマワリ色の応援グッズで沿道に花を咲かせ、復興への感謝を表現し、ランナーさんへエールを届ける。スタートから最終ランナーがフィニッシュするその瞬間まで、コース沿道にヒマワリの花と笑顔を咲かせていただければ」と話す。