神戸発ジュエリーブランド「FRAU KOBE JAPAN(フラウコウベ・ジャパン)」が5月1日、5周年を迎える。
2011年に神戸でアトリエ兼デザインオフィスとして始まり、現在は全国のジュエリーショップや百貨店で取り扱う作品を提案・製作している同ブランド。
独自のデザインで著名人のジュエリー製作なども手掛ける中、「自分たちで神戸生まれのジュエリーショップとしてオリジナルデザインを発信したい」と昨年7月17日、店舗を三宮センター街に移転した。
神戸三宮店(神戸市中央区三宮町2、TEL 078-599-5061)は4階建て。店舗面積は各フロア60平方メートル。1階はファッションジュエリー店、2階はブライダルジュエリーなどの販売店、3階はアトリエ兼オフィス、4階はアトリエとなっている。
店内は「神戸の街並みを切り取ったような内観」に仕上げ、レンガ調の部屋は「旧居留地」、白とブルーのタイルは「神戸の海と風」を表現するなど「神戸らしい空間」を演出する。「さまざまなデザインの部屋を調和のとれたバランスで表現した」という。
ファッションジュエリーの価格帯は1万円~50万円。今月29日には、神戸港開港150周年を記念し、リングコレクション「CHAIN&ANCHOR(チェーンアンドアンカー)」(ダイヤモンドリング=13万1,760円~、ラバーズリング(女性物)=5万4,000円、(男性物)=5万9,400円)、5周年限定デザインジュエリー「SEA TURTLE marugamemachi tribute(シータートル)」を発売する。
「シータートル」は、幸せを海から運んでくるというウミガメをモチーフにしたネックレス(1万2,960円)とピアス(1万800円)。裏側には神戸のシンボルである「船のアンカー」をデザインした。丸亀町商店街(香川県高松市)に新しく出店した「香川高松店」に捧げる「トリビュート・ビジュー」(宝飾・装身具)としても意味づける。
デザイナー兼ブランドマネージングディレクターの高田英子さんは「流行を追いかけるデザインではなく、スタイルを提案したい。『FRAUらしいね』『FRAUっぽいね』と将来言ってもらえるようなデザインを確立したい」と笑顔を見せる。
営業時間は11時~20時。火曜定休(祝日は営業)。