神戸市内を中心に活躍するリオ2016パラリンピック競技大会日本代表の選手3人と協議パートナー1人が8月9日、久元喜造神戸市長を表敬訪問した。
神戸市役所応接室に拍手で迎えられた選手ら。当日参加したのは、9月7日に開幕するパラリンピックに出場する陸上競技(100メートル・400メートル)の永尾嘉章選手、水泳(100メートル背泳ぎ・200メートル個人メドレー・50メートル自由形)の笠本明里選手、柔道(73キロ級)の北薗新光選手と陸上競技パートナーを務める溝渕学さんの4人。
久元市長は「たくさんの神戸市民が応援していることを感じながら練習の成果を発揮して悔いのない大会にしてほしい。体調管理に気を付けて、いい成績を期待している」と激励した。
パラリンピック競技大会への出場回数が7回目となる永尾選手は「気が付けば7回目という心境。今回は皆さんにびっくりしてもらえるようなタイムが出ているので、今までで一番メダルに近いのではないかと感じている。100メートル・400メートルともにメダル獲得を目指したい」と意気込みを語った。
笠本選手は「北京大会には100メートル背泳ぎで出場したが、ロンドンでは競技種目がなくなり悔しい思いをした。リオで復活した背泳ぎという得意種目に8年間の思いをぶつけたい」。大会に向けて減量中だという北薗選手は「自分の柔道は変わっていて、相手をイラつかせる。自分の柔道を最後までして一番高い表彰台に上りたい」と闘志を燃やす。女子視覚障害マラソンのガイドランナーを務める溝渕さんは「今大会から正式種目となった女子視覚障害マラソンで西島美保子選手のガイドランナーを務める。サポートに集中し、ベストな走りをさせてあげたい」と笑顔を見せていた。
同競技大会には160カ国以上の国と地域から約4350人が参加する。実施競技は車いすバスケットボールやシッティングバレーボール、ウィルチェアーラグビーなど22競技・528種目に上る。