神戸北野ホテル(神戸市中央区山本通3)内のフレンチレストラン「アッシュ」(TEL 050-3177-4646)は現在、1食の糖質量を40グラム以下に抑えた「ロカボ(低糖質)ディナーコース」を提供している。
北里研究所病院糖尿病センター長・山田悟さんのアドバイスを受け、食材や調理法を工夫することで1食当たりの糖質量を38.6グラムに抑えたという同メニュー。糖質量40グラムはコンビニのおにぎり(精米白ご飯110グラム使用)の糖質とほぼ同量。
ロカボは「緩やかな糖質制限」を指す言葉。糖質は三大栄養素の一つである炭水化物に含まれ、血糖値を上げる原因となるため、糖質を緩やかに制限することで血糖上昇を抑え、ダイエットなどの効果が期待されるという。
コースメニューは、肉料理や魚料理に加え、大豆パンやデザートを含む12品を提供。糖質を多く含むパンやデザートを中心に大豆粉やラカントなど低糖質な素材に置き換えたという。
同ホテル広報担当の岸本暢子さんは「糖質を気にする方が一人だけ特別な食事をとるのではなく、みんな一緒に同じテーブルで同じ食事を楽しめることをコンセプトとし、通常のコースの品数や見た目のイメージを変えずに低糖質化を実現した」と紹介する。9月から低糖質メニュー第1弾として「ロカボ朝食」を提供している同ホテル。「ディナーコースの提供開始により滞在中の食事をトータルで低糖質にすることが可能になった」(岸本さん)とも。
提供時間は18時~20時30分。価格は夕食のみで1万1,000円(税・サービス料別)。3日前までに要予約。