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ビッグ楽団フルーティストが学生と共演 神戸国際フルートコンクール存続に向け

「神戸国際フルートコンクールの発展を希む会」代表の竹田レイ子さん

「神戸国際フルートコンクールの発展を希む会」代表の竹田レイ子さん

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 「神戸国際フルートコンクールの発展を希(のぞ)む会」が現在、来年1月26日に「神戸新聞 松方ホール」(神戸市中央区東川崎町1)で行われるコンサートでロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団のフルーティストと共演する中・高校生を募集している。

ジュリー・ムーランさんと竹田夫妻

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 神戸市は、4年に1度の「神戸国際フルートコンクール」開催地。同コンクールは1985(昭和60)年に始まり、「世界3大フルートコンクール」と称され多くの著名な演奏家を輩出していたが、廃止を含めて今後の在り方を検討する方針が神戸市から表明されていた。昨年6月、市民グループがコンクールを盛り上げるための市民基金を設立。一般財源(税金)を投入することなく、財源を確保できるめどが立ったことから、来年5月25日~6月4日の開催が決まった。

 同コンサートは、市民に同コンクールをもっと知ってもらおうと昨年11月に初めて開催。今回は「ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団4人のフルーティストの競演 第2弾」(19時~、前売り=3,500円、当日=4,000円)として、2013年に同コンクールでセミファイナリストとなったジュリー・ムーランさんをはじめ、ジョセフィーヌ・オレックさん、ヴァンソン・コルトフリントさん、リズロット・シュリックさんが来日し、出演する。ピアノは竹田景子さん。

 前回は幼稚園児と小学生がフルーティストと共演しオープニングを飾ったが、今回はフルート経験がある中・高校生を募集する。参加条件は、12月28日(13時~)のオーディション(7分程度の自由曲演奏)、来年1月25日(16時30分~)に神戸山手女子高等学校(諏訪山町6)で行われる練習会(共演するフルーティストが指導)、本番当日(17時~)の3日間に参加できる中・高校生。演奏曲は「シチリアーノ」(オーディションで出演する12人を決定)、「ふるさと」(オーディションなし)。費用は2,000円(指導費、公演チケット代込み)。

 主催の同会代表・竹田レイ子さんは「プライベートでも交流があったジュリーはとても神戸の街を愛してくれている。ビッグ楽団のフルーティストの方々が関わってくださるようになり、このような素晴らしい演奏会が実現した。コンクール廃止の理由の一つである『浸透していない』という部分を変えるためにも学生の皆さんに関心を持っていただき、演奏会を成功させたい」と参加を呼び掛ける。

 募集期間は12月20日まで。応募方法などの詳細は「神戸国際フルートコンクールの発展を希む会」フェイスブックページで確認できる。

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