元町一番街(神戸市中央区元町通1)で7月23日、「地産地消」をテーマに「水曜市」が開催された。主催は、元町一番街商店街振興組合。
同イベントは、本来阪神・淡路大震災後に誓文払いとしてワゴンセールを行っていたものだが、利用客からマンネリしているとの声が聞かれ、昨年11月に企画を見直し現在のようなかたちになった。「水曜市」単独の開催としては今回で5回目。
出展ブースには、「丹波篠山産のコシヒカリ」「淡路産のタマネギ」「佐用町産のカボチャ」など、すべて兵庫県内でとれたものが並び、11時の開始前から多くの利用客が集まった。
同組合の徳山隆秀事業部長は「水曜市では旬のものしか売らない。だから次に来た時に同じものが売っているとは限らない。今の時代はスーパーへ行けばほとんどの食材が手に入るが、水曜市に来たことをきっかけに利用客に『旬』を知ってもらい、食への不安をなくしたい」と話す。「利用客、生産者から『来月も楽しみにしている』との声が多く聞かれる。今の盛り上がりを保ち商店街の活性化につなげていきたい」とも。
今回は14ブースが出店し、利用客数は4,000人を超えた。次回開催は8月27日を予定。毎月第4水曜日に開催。開催時間は11時~19時。