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神戸の老舗帽子専門店「マキシン」 アスタナ万博・アテンダント制帽製作

左からマキシン取締役の杉原理砂さん、渡邊百合社長、営業統括部長の柳憲司さん

左からマキシン取締役の杉原理砂さん、渡邊百合社長、営業統括部長の柳憲司さん

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 神戸にある創業77年の老舗帽子専門店「マキシン(maxim)」(神戸市中央区北長狭通2、TEL 078-331-6711)が6月10日に開幕した「2017年アスタナ国際博覧会 日本館(EXPO 2017 Astana Japan Pavilion)」のアテンダント制帽を製作した。

アテンダント制帽、製作現場の様子

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 「未来のエネルギー(Future Energy)」をテーマにした同博覧会は、カザフスタン共和国アスタナ市で開催されている認定博覧会。9月10日までの93日間開催で、想定入場者数は500万人。会場面積は25ヘクタール。

 同博覧会のパビリオンである日本館のテーマは「Smart Mix with Technology~オールジャパンの経験と挑戦~」。シンボルマークは、日本を象徴する赤い丸から「在来型のエネルギー」「再生可能エネルギー」「未来のエネルギー」を意味する3色が飛び出しているデザインで、それぞれの色が重なり合う部分はエネルギーミックスを意味し、一体となって未来に向けて上昇していくことを表現している。

 同館アテンダントユニホームのコンセプトは「Future Energy」。基本スタイルは、エネルギーを表す赤を中心とした色を使用。盛夏スタイルは、女性用のカットソー、男性用の半袖シャツに日の丸をイメージしたデザインを用い、日本らしさとオリジナル性を高めた。シンボルマークとシンボルカラーは、帽子のロープ状のリボン、ポケットチーフ、バッグのプリントに使用。今回、同社は基本スタイル・盛夏スタイルそれぞれ女性タイプ、男性タイプの制帽2種類を担当している。

 同社は、これまでにANA、JAL、JR西日本、「藤子・F・不二雄ミュージアム」「サンリオピューロランド」などの制帽のほか、1984(昭和59)年ロサンゼルス五輪、1996年アトランタ五輪などの日本選手団制帽を製作。博覧会で使われる制帽も多く手掛けており、1970(昭和45)年大阪万国博覧会を記念した松下館の「タイム・カプセルEXPO'70」収蔵品となる帽子も製作している。

 同社取締役の杉原理砂さんは「アテンダント制帽は毎日身に着けるもの。一日中かぶっていてもストレスがないように何度も試作を重ねて軽量化を図った」と明かす。

 営業時間は10時~18時。水曜定休。

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