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神戸・三宮に「土佐清水ワールド」4号店 宗田節のだし文化伝える

「ワールド・ワン」の河野圭一社長(左)と「土佐清水ワールド 三宮中央通店」店長の渡辺悠さん(右)

「ワールド・ワン」の河野圭一社長(左)と「土佐清水ワールド 三宮中央通店」店長の渡辺悠さん(右)

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 神戸・三宮の古民家風和食店「そば処(どころ) 志奈乃」跡に7月12日、高知県土佐清水市のアンテナショップ&郷土居酒屋「土佐清水ワールド 三宮中央通店」(神戸市中央区三宮町2、TEL 078-332-1034)がオープンした。

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 三宮に地方活性化型飲食店を21店舗展開するワールド・ワン(下山手通2)が土佐清水市と連携協定を結び展開。4号店となる同店では、これまでの定番メニュー「かつおの藁(わら)焼きたたき」(930円~)、「活〆清水さば」(980円~)のほか、全国生産量7割以上のシェアを占めるという土佐清水市の宗田節の「だし文化を伝える」ことを目指し、麺に宗田節を練り込んだ「宗田節そば」や「宗田節のひつまぶし」などの新メニューも用意する。

 1階・2階の総面積は80坪。1階にテーブル26席、藁焼きの様子が見えるカウンター席17席、2階に10人、8人、6人、4人用の半個室100席を用意。喫煙可(ランチタイムのみ全面禁煙)で、最大20人の宴会にも対応する。

 1階には宗田節削りの実演コーナーを設置。既存店では土佐清水市で削った宗田節を使っていたが、同店では宗田節の節をそのまま仕入れて店内で0.01ミリという薄さで削るため、より宗田節の香りや味を楽しむことができるという。2階にある靴箱には鍵番号の代わりに土佐清水市の生産者や関係者の名字を使用。古民家の風情を残す店舗外観は土佐清水市にある飲食店を思わせる。

 新メニューは、「宗田節仕立ての天つゆで食べる天麩羅(てんぷら)」(120円~)、「宗田だしのだし巻き卵」(580円)、「藁焼きかつおのひつまぶし」(880円)、「宗田節カレーそば」(780円)など。ドリンクは、タンカン、小夏、ポンカン、文旦などの自家製果汁で作った「土佐清水サワー」をはじめ、「土佐茶ハイ」「土佐焼酎」(以上480円)などを用意。「土佐酒」(680円~)も豊富にそろえる。

 1号店立ち上げから関わってきたという渡辺悠店長は「土佐清水ワールドで働いていく中で、土佐清水市の皆さんとは家族のような関係を築けてきたと実感している。多くの店を神戸に出店でき、7月26日に東京初出店することができるのもご支持・ご支援いただいた皆さんのおかげ。郷土の皆さんの思いをお客さまに伝えていきたい」と意気込む。

 営業時間は、11時30分~14時、16時30分~24時(土曜・日曜・祝日は11時30分~24時)。

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