神戸・ハンター坂の「ペルージュ」跡に7月28日、フランス料理店「cuisine Filer(キュイジーヌ フィレール)」(神戸市中央区中山手通1、TEL 078-242-4188)がオープンした。
2011年5月1日、三宮にフレンチバール・レストラン「ANTIQUE(アンティーク)」をオープンしたシェフの大町誠さん。今年5月28日に17年間営業してきたフランス料理店「ペルージュ」が閉店することを受け、思いを受け継ぎ店名を変更して移転することを決めた。
店舗面積は18坪。ベンチソファ10席、カウンター2席、半個室4席を用意し、最大16人までの貸し切りにも対応。内装はペルージュの面影を残しつつ、テーブルセットなどは大町シェフの作る料理に合わせて新たにそろえた。外観は紺色とビビッドなオレンジで南仏をイメージ。「日本人であることを忘れないように」をコンセプトにした料理には和のテイストを取り入れ、ナプキンリングなども水引で装飾する。
ディナーは「ムニュフィレール」(5,000円)、「ムニュナチュール」(8,000円)の2つのフルコースのほか、短時間で気軽に楽しむコース「ムニュプティ」(4,000円)、客の要望に応じて提供する「ムニュスペシャリテ」(1万2,000円、3日前までに要予約)を提供。ランチは、季節の食材を楽しむコース「ムニュセゾン」(2,900円)をはじめ、「ムニュフィレール」「ムニュナチュール」も注文できる。
ドリンクは、グラスワイン(900円~)、ボトルワイン(4,500円~)、シャンパーニュ(7,000円~)、アルコール各種(900円~)、ノンアルコール各種(600円~)などを取りそろえる。
大町さんは「店名はフランス語で『紡ぐ』という意味で、これまでの人とのつながりやこれから出会う人たちのご縁・場所もみんなで紡ぎ、大切に育てていこうという思いを込めて名付けた」と話す。「料理にはワサビなども使っている。フランス料理だが、日本人らしさを出していきたい」とも。
営業時間は、ランチ=12時~14時、ディナー=17時30分~21時。月曜定休。