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神戸・三宮にバス旅「真結」PR新拠点 暮らしのセレクトショップも併設

左から、ゆいツアーデスクコンシェルジュの大角尚子さん、アテンダントの高瀬静香さん、高井興産の高井学社長

左から、ゆいツアーデスクコンシェルジュの大角尚子さん、アテンダントの高瀬静香さん、高井興産の高井学社長

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 神戸・三宮本通商店街に10月25日、バス旅「真結(ゆい)」のPR新拠点「ゆいツアーデスク」(神戸市中央区三宮町2、TEL 078-381-8900)がオープンした。

暮らしの雑貨が並ぶ店内

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 路線バス運行事業、輸送サービス事業、旅行事業などを手掛ける「神姫バス」(姫路市)とグループ会社「神姫バスツアーズ」(同)が運営する同施設。セレクトショップ「ゆいリビングス」(TEL 078-381-8780)も併設する。

 風呂敷の結び方「真結び(まむすび)」から名付けた「真結」は、 「本物の旅」を身体と心で感じてもらい、その感動を利用客に共有(結びつき)してもらおうと昨年秋に始まった「上質なバス旅」を提案するツアーブランド。同ツアー専用バス「ゆいプリマ」は、クルーズトレイン「ななつ星in九州」などを手掛けた工業デザイナーの水戸岡鋭治さん(ドーンデザイン研究所)がデザインを担当した。

 店舗面積は30坪。内装は、同ツアーのコンセプトを体感してほしいと水戸岡さんがデザインした。家具柄は、江戸時代の「天草さらさ」をリ・デザインしたものと19世紀イギリスのウィリアムモリスのドングリ柄をリ・デザインしてオリジナルパターン化したもの2種を採用した。「時代を越えて古びない普遍的な色と柄が懐かしくて新しい居心地の良い空間と時間を提供・演出できると考えた」と水戸岡さん。

 旅のスペース「ゆいツアーデスク(YUI tour desk)」では、ツアーデスクコンシェルジュが利用客の旅行選びをサポートする。ツアーの参加者同士やスタッフとの結びつきなど「『一期一会』一生に一度の出会いを大切にしたい」との思いから、ツアーのリピーターや新規顧客などが交流できる場所として「旅と暮らしと」をコンセプトにした空間を開設したという。

 併設する暮らしのスペース「ゆいリビングス(YUI livings)」では、日用品をはじめ、旅と日常で利用できるウェアやバッグ、旅につながる日本各地の工芸品などを販売する。同スペース責任者は、神戸の生活文化を体現するインテリアギャラリー「トアロード・リビングス・ギャラリー」や雑誌「クロワッサン」から生まれた生活雑貨店「クロワッサンの店」などの店舗展開を手掛ける高井興産の高井学社長が務める。今後は、カシミヤのストールなど、同店オリジナル商品も展開する予定という。

 ゆいツアーデスクコンシェルジュで「ゆいツアーデスク」責任者の大角尚子さんは「非日常の『旅』と日常の『暮らし』は、一見相反するテーマだが、この2つを皆さまと『結い』、皆さまの『旅と暮らし』が豊かになるお手伝いをしていきたいと思っている」と話す。

 「専属スタッフやツアーアテンダントと共に次のツアーを選んだり、旅を通じて知り合った人たちと旅話に花を咲かせたり、目的に応じて利用いただける場になってほしい。『真結』の世界観や魅力もお伝えし、さらに興味を持っていただければ」とも。

 営業時間は10時30分~19時30分。「ゆいツアーデスク」のみ水曜定休。

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