神戸老人ホーム紹介センター(神戸市中央区東川崎町1、TEL 078-366-3340)が7月19日、「神戸・清盛隊」と有料老人ホームを巡るバスツアーを行った。神戸経済新聞後援。
神戸初の「神戸の高齢者施設の紹介」に特化した事業として同センターを運営するのは、人材サービスを通して企業活動を支援するネオスタイル(同)。2月1日に3周年を迎えたことから、「老人ホームに縁のない人にも現状を知ってもらえたら」と一般向けにツアーを企画した。
ツアーには、結成7周年を迎える武将隊「神戸・清盛隊」の棟梁(とうりょう)・平清盛さん、重衡さん、GIONさんも同行。1月18日に生誕900歳を迎えた清盛さんが神戸の最高齢者代表として案内役を買って出た。
当日は、事前抽選で当選した24人が参加。2施設の協力を得て行われ、「SOMPOケア ラヴィーレ六甲」(灘区篠原伯母野山町1)では施設で提供している食事の試食、「チャームスイート神戸北野」(中央区北野町1)では行政書士でNPO法人「はんしん高齢者くらしの相談室」の藤田和史副理事長による終活応援セミナーが行われた。
参加者は3グループに分かれ、普段は入ることができない各施設内のサロンやアクティビティールーム、居室のモデルルームなどを見学。写真を撮る人や熱心にスタッフに質問する人など、興味深く見ていた。
神戸・清盛隊メンバーは個別に参加者や入居者と話したり写真撮影に応じたりるなどして交流した。
ツアーを担当した神戸老人ホーム紹介センターの楠本彩さんは「今回のバスツアーを通してより身近に、そして具体的に老後の生活をどう豊かにするかをイメージしていただけたと思う。少しずつ変わってきているが、老人ホームは薄暗く寂しいとイメージする方も多い。見学していただき、老人ホームはこれからの人生をより豊かにしてくれる場所というイメージに変わったのでは」と話す。「またこのようなイベントを開き、相談しやすい環境づくりにも努めていきたい」とも。