兵庫県公館(神戸市中央区下山手通4)で7月31日、2020年東京オリンピック・パラリンピックの旗と共に全国を巡回する「フラッグツアー」の歓迎イベントが開かれた。
久元喜造神戸市長にパラリンピックフラッグを引き継ぐ長瀬智也さんと永尾嘉章さん
オリンピック・パラリンピックの価値を理解してもらい、東京2020大会に向けて全国的に機運を高めていくことを目的とする同ツアー。2016年10月から都内62区市町村や震災で被災した東北3県と熊本県で実施し、現在は47都道府県を巡回中。この日は32番目となる兵庫県に同ツアーが到着した。
同イベントには大会のスペシャルアンバサダーを務める「TOKIO」の長瀬智也さんをはじめ、フラッグツアーアンバサダーでアーティスティックスイミングのオリンピアン中村麻衣さんと陸上競技のパラリンピアン永尾嘉章さん、小池百合子東京都知事、井戸敏三兵庫県知事、久元喜造神戸市長、東京2020組織委員会広報局の柳館毅次長が登壇した。
約500人が来場する中、オープニングアクトに神戸市立神港橘高校の「龍獅團(りゅうしだん)」が中国獅子舞のパフォーマンスを披露。その後、小池知事から井戸知事にオリンピックフラッグ、長瀬さんからは久元市長にパラリンピックフラッグが引き継がれた。長瀬さん、中村さん、永尾さんによるトークショーも行われた。
小池知事は「1964年以来、2回目の大会を全国規模にするため、使い古した携帯電話から金・銀・銅を抽出してメダルを作るプロジェクトを行っている。兵庫県からもたくさんお寄せいただきたい」と話す。
長瀬さんは「待ちに待った東京オリンピック・パラリンピックが2年後に迫っている。記憶にも新しいサッカーのワールドカップでは日本選手が頑張り、勇気をくれた。それ以上の盛り上がりが東京にくると確信している。選手たちに送る声援が鍵になってくると思うので、皆さんと一緒に盛り上げていければ」と話す。
今月2日~23日は、県内15市町でフラッグの巡回展示を行う。2日(10時~18時)、3日(8時15分~17時)は神戸市役所本庁舎1号館1階の市民ロビーで大会関連パネルと共に展示する。