エルヴィス・プレスリーの銅像設置から10周年を記念する「神戸エルヴィスフェスティバル~アメリカンハーバーグラフィティ~」が3月30日・31日、神戸ハーバーランドかいわいで行われる。「神戸エルヴィスフェスティバル実行委員会」「ハーバーランド運営協議会来街促進委員会」「エルヴィスウィーク推進委員会」(TEL 078-360-3335)主催。
プレスリー像は、2009年1月18日に惜しまれながらも閉店した原宿の複合ショップ「ロックンロール・ミュージアム」(東京都渋谷区)のシンボルだったもの。日本におけるジャズ発祥の地でもある神戸が移設候補地として挙がり、同年8月7日に神戸ハーバーランドガス燈(とう)通り沿いの「カルメニ」前に移設された。以後、多くのファンが集う聖地となっている。
プレスリー像は、メンフィス、ハワイと共に、エルヴィス・プレスリー財団公認の世界に3体しかないオフィシャル像のうち一体で、毎年プレスリーの誕生日や命日には花やメッセージが多く寄せられているという。
時の流れとともにプレスリーを知らない世代が増えていく中、現在も音楽のみならずファッションやヘアスタイルまで世界に影響を与え続けているプレスリーの功績を称え、改めて国内外に発信する場となるよう同イベントが企画された。
30日(14時~14時30分)にプレスリー像前で行われる10周年記念セレモニーを皮切りに、さまざまなステージを展開。デュオドームの「エルヴィスクラッシックステージ」(30日、13時~16時)では、普段はコンチェルト船内で演奏しているクラッシック奏者によるライブ、umieセンターストリートの「ブルーハワイステージ」(30日・31日、両日共11時~17時)では、プレスリーが出演する映画「ブルー・ハワイ」にちなんだハワイアンやブルーグラスのステージ、カルメニ前広場の「ハウンドドックステージ」(30日・31日、両日共11時~18時)では、キッスダンスや参加者とロックンロールをエルヴィス&ロカビリーステージを行う(以上、観覧無料)。
メイン会場となるスペースシアターの「ビバラスベガスステージ」(30日・31日、両日共11時~19時、入場料2,000円、エルヴィスクリアファイル付き)では、エルヴィスコンテストの優勝者をはじめ、全国からのインパーソネーターが集結。特別ゲストとして、タイ・フィリピン・香港からも参加する。31日(13時30分~14時15分)には、神戸移設の立役者でもある作詞家で音楽評論家の湯川れい子さん(エルヴィスウィーク推進委員会代表)によるトークショーも。
そのほか、ガス燈通りでは、アメリカンフードの屋台が並び、商業施設「umieモザイク」に隣接する高浜岸壁では、アメリカンビンテージカー30台、ハーレーダビットソンなどのビンテージバイク15台を展示する。