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神戸・三宮に炉端焼き店「山陰原始焼きワールド」 のどぐろ一本焼きも

「大衆炉端 山陰原始焼きワールド 三宮店」の神埼貴文店長

「大衆炉端 山陰原始焼きワールド 三宮店」の神埼貴文店長

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 山陰の食材を原始焼きスタイルで提供する居酒屋「大衆炉端 山陰原始焼きワールド 三宮店」(神戸市中央区北長狭通1、TEL 078-321-3166)が5月30日、神戸・三宮にある三宮興業ビル地下1階にオープンした。

「名物 のどぐろ 一本原始焼き」

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 経営は、神戸を中心に地方活性化型飲食店を展開するワールド・ワン(下山手通2)。山陰地方と連携して新鮮な食材を直送する居酒屋の3店舗目で、60社以上の事業社から地元の食材などを仕入れている。山陰地方の郷土活性化を目的としており、山陰各地の特産品販売コーナーも設け、アンテナショップとして地方創生の役割も担う。

 原始焼きは「遠火で強火」の炭火でじっくりと焼く、昔ながらの調理法。鮮魚を逆さに立てて焼くため、余分な水分が流れ落ち、うま味が凝縮され、魚からにじみ出る脂で、表面は香ばしく、中はジューシーに焼き上がるという。

 「境港」「海士町」「浜田」「賀露」「香住」の5つの漁港から仕入れる旬の鮮魚などは、「原始焼き」のほか、「炉端焼き」「刺し身盛り」「浜焼き」などで提供。「大山鶏」「ケンボロー豚」「鳥取和牛」の銘柄肉をはじめ、穴子、あんこう、地野菜などを使った一品料理も用意する。

 店舗面積は112.5坪。席数は、テーブル、座敷など188席。喫煙可で、宴会最大人数80人にも対応するほか、6席の個室2室、8席の個室1室も備える。店内には、石見神楽や鳥取しゃんしゃん祭りで使われる傘など山陰にちなんだ装飾品や実際に漁師が使う漁具などを展示。入り口近くにはガラス張りの原始焼き台を設け、魚を一本焼きする様子を見ることもできる。

 メニューは、「浜田港 極太穴子 塩焼き」(1,280円)、「境港 角屋のアジフライ」(280円)、「大山豚 スペアリブ」(880円)、「大山どり もも一本 塩焼き」(1,480円)、「大山 極上塩ゆで落花生」(480円)など。「名物 のどぐろ 一本原始焼き」(3,480円、会員価格=2,980円)は平均的に市場に出ている150~200グラムに対し、300~400グラムの魚を使うという。

 ドリンクは、隠岐の島のハッサクを使った「はっさくサワー」「はっさくハイボール」(以上580円)、鳥取県の20世紀梨を使った「20世紀梨サワー」「20世紀梨ハイボール」(以上4580円)など。山陰の地酒(680円~)も常時約30種類そろえる。

 神埼貴文店長は「造りにできる新鮮な魚をあえて焼き魚で提供している。のどぐろなど、一本焼きする鮮魚は実際に見て選んでいただくこともできる。普段あまりなじみのない魚も切り身にせず尾頭つきで見ていただけるのも楽しみのひとつ。魚を姿焼きする昔ながらの調理方法は日本の文化でもあると思うので、なじみのない若い人たちにも食べていただきたい」と話す。

 営業時間は17時~24時。

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