三宮センター街で8月31日、「神戸市すまいの耐震キャンペーン」のオープニングイベントが開催された。
同キャンペーンは神戸市が「市民の生命と財産を守る」という観点から、「神戸市耐震改修促進計画」において、2015年に住宅の耐震化率を95%に高めることを目標に住まいの耐震化に取り組むもの。毎年9月・10月に「神戸市すまいの耐震キャンペーン」を行い、市民団体や専門家団体などと連携し、さまざまな耐震化に関するイベントを集中的に開催している。
オープニングイベントには矢田立郎神戸市長をはじめ、神戸9クルーズの吉田えり選手や若林春樹選手も参加。ほかにも、神戸市耐震キャラクター「オキールファミリー・はかせ」や環境局のマスコット「ワケトン」、水道局のマスコット「一滴ちゃん」など神戸市ゆかりのキャラクター着ぐるみが、神戸市消防音楽隊の演奏に合わせ、三宮センター街をパレードし耐震化をPRした。
矢田市長は「阪神・淡路大震災で大変な目にあった人もたくさんいるが、15年経つ中で耐震の必要性がどんどん忘れられているのでは」と投げかけた。「耐震化を進めることは命を守ること。ぜひみんなでやっていこうという気持ちを持ってほしい」とも。
今後は「住宅の耐震診断体験ツアー」や「住宅の耐震改修工法展」などのイベントを予定。イベントの詳細は「神戸市すまいの安心支援センター『すまいるネット』」のホームページで確認できる。